こんにちは。「食べもの・お金・エネルギー」を自分たちでつくる〈いとしまシェアハウス〉のちはるです。
今回の連載はなんと、記念すべき50回目!
2018年4月に開始してから5年、妊娠・出産でしばらくのお休みはありましたがここまで続けられたこと、とてもうれしく思います。本当にありがとうございます!
今回は、これまでに公開した記事でアクセスの多かったTOP10をご紹介!
「梅仕事」などの季節のレシピから、「野草」を用いた薬づくり、「脱シャンプー」のノウハウ記事、これがきっかけでテレビ出演までしてしまった記事など、田舎暮らしの知恵がたっぷり詰まったテーマがラインクインしています。どうぞお楽しみに!
<第10位>旬の“タケノコ”、どう食べる? 10年の田舎暮らしで定番化した絶品「保存食」レシピタケノコのオイル漬けは、洋風でも中華風でもアレンジ可能!
今年の5月に書いたばかりの記事がTOP10入りするとは驚きです!
田舎暮らしを始めて、今までどれだけのタケノコをダメにしてしまったかわかりません。傷むのが早く、それも大量のタケノコを、どれだけ簡単においしく食べきれるか。その試行錯誤を記事にまとめました。
私のイチオシは「干しタケノコ」! 保存も簡単で、出汁をとれば旨みたっぷり。今や我が家に欠かせない調味料のひとつです。
もしタケノコの食べ方で困ったら、この記事のことを思い出してくださいね。
記事はこちら:旬の“タケノコ”、どう食べる? 10年の田舎暮らしで定番化した絶品「保存食」レシピ
<第9位>移住を決断する前のトライアル! 田舎暮らしの“二拠点生活”〈いとしまシェアハウス〉で始めてみませんか?移住するとき、仲間がいると心強いですよね。
「いきなりの移住はハードルが高いかも……」という方に向けて書いたこちらの記事が9位に!
今の暮らしを手放さずにお試し移住できる“二拠点生活”。シェアハウスなら家具家電も揃っていて、仲間もいて、地域との信頼関係も築けているので、まちと田舎を行き来しながら、リアルな田舎暮らしを体験できちゃいます。
ほかにも、大工や写真家、デザイナーとしてのスキルを、我が家の暮らしと交換することで家賃が無料になるプロジェクトも。
現在もメンバーを募集中! 我こそは! という方はお気軽にご連絡ください。
「大工インレジデンス」の過去の記事はこちら 「クリエイター・イン・レジデンス」の詳細についてはこちら
記事はこちら:移住を決断する前のトライアル! 田舎暮らしの“二拠点生活”〈いとしまシェアハウス〉で始めてみませんか?
<第8位>大人も楽しい「自由研究」約30分で完成!? 塩と氷でつくるアイスクリーム大人のテイスト・ラムレーズン味をつくってみたり、スパイスを混ぜたりしてもおいしそう。
夏休みにぴったりの記事がランクイン! 子どもだけじゃなく、気がつくと大人のほうが夢中になっちゃう自由研究ですね(笑)。
電気を使わないので、キャンプなどのアウトドアでも試せるレシピ。つくりたてのアイスクリーム、久々に食べたくなってしまいました。
記事はこちら:大人も楽しい「自由研究」約30分で完成!? 塩と氷でつくるアイスクリーム
<第7位>身近な“夏の野草”でつくろう! 虫刺されなどに効く手づくり「チンキ&軟膏」野草で薬をつくる人気シリーズ! 納得のランクインです。
意外と簡単につくれてしまう、野草を用いた虫刺され薬。ホワイトリカーなどに漬け込むだけなので、ささっと仕込めば数年使えます。
記事で紹介している野草は、生葉を揉んで患部に擦り込むだけでも効果があるので覚えておくとキャンプなどのアウトドアで役立つかもしれません。
「野草を見分ける自信がない」という方は、植物判定アプリ「PictureThis」がおすすめ。写真を撮るだけで植物の判定ができるので愛用しています。無料なのもうれしい!
記事はこちら:身近な“夏の野草”でつくろう! 虫刺されなどに効く手づくり「チンキ&軟膏」
<第6位>旬の「栗」レシピ4選! 田舎の知恵がつまった保存&調理法や鬼皮がスルッと剥ける裏技も読み返してみると、栗の記事は熱量とボリュームがすごい(笑)!
なにを隠そう、私は栗が大大大大大好きなので、このランクインはうれしい……!
買った栗に虫食いが……なんてときも、無駄なく食べられる「栗の状態別メニュー」や手強い鬼皮がスルッと剥ける「裏技」まで、栗を愛する私の知識をすべて注ぎ込みました。
紹介した「栗の素揚げ」は大好きなレシピなので、今から今年の栗拾いが楽しみです。もし、おいしい栗レシピがあったら、ぜひ教えてください。試してみたいですー!
記事はこちら:旬の「栗」レシピ4選! 田舎の知恵がつまった保存&調理法や鬼皮がスルッと剥ける裏技も
<第5位>環境にやさしい“洗剤なし”生活! シャンプー、洗顔、どうしてる?シェアハウスで湯シャンに挑戦するシェアメイトも増えました。
シャンプーを使わずに髪の毛を洗う“湯シャン”の記事、注目されていますね! 振り返れば私も脱シャンプー歴9年。長く続く理由は、「自分が楽ちん」「お財布にやさしい」ところでしょうか(笑)。
シャンプー代が月1000〜2000円だとすると、9年で約10〜20万円もの節約に。旅行時の荷物が減るのもうれしいし、髪の毛も頭皮も元気です。なにより「これがないと困る!」というものがひとつ減って、身軽になれた気がします。
湯シャン、気になるけどちょっと心配……という方は、初めての人が挑戦しやすい「コツ」も書いてあるので参考にしてみてくださいね。
記事はこちら:環境にやさしい“洗剤なし”生活! シャンプー、洗顔、どうしてる?
<第4位>手軽に始められる“洗剤なし”生活! 食器洗い、洗濯、どんな方法があるの?あまりにも汚れがよく落ちるので、我が家に滞在したあと、お土産に買っていかれる方も多い「へちまたわし」。
脱シャンプーに続き、脱洗剤の記事がランクイン! 洗剤を使わずに暮らしてみたいという方が多いのかな? 同志がたくさんいるようで、うれしくなりました。
こちらの記事では「へちまたわし」と「米ぬか」での食器洗いを紹介していますが、実はへちまたわしが優秀すぎて、今は米ぬかは使っていません。ちょっとした油物でも、へちまたわしでお湯洗いすれば十分汚れが落ちます。
洗剤代もかからないし、手も荒れないし、最後は土に還るので環境にもやさしい。「脱洗剤生活を暮らしにとり入れたい」という初心者さんにはイチオシです!
記事はこちら:手軽に始められる“洗剤なし”生活! 食器洗い、洗濯、どんな方法があるの?
<第3位>ハッカ、ドクダミ、ビワの種! 身近な野草で手づくり「虫除け&虫刺され薬」この記事はTOP3入りしているだろうなと予想していました。
SNSでも毎年拡散されるほど人気の「虫除け&虫刺され薬」レシピ。痒みにも、肌荒れにも、手づくりのレベルを超えるほどの効果を実感しています。
我が家では、虫刺されやかぶれで困ったら、まずは「ビワの種エキス」か「ドクダミエキス」。これだけあればなんとかなります。
つくってみようかな? と思ったらぜひレシピを参考にしてみて下さい〜!
記事はこちら:ハッカ、ドクダミ、ビワの種! 身近な野草で手づくり「虫除け&虫刺され薬」
<第2位>捨てないで! 「熟れすぎた柿」をおいしく食べるとっておきのレシピ5選ウスターソースづくりは、大好きな漫画『リトル・フォレスト』(五十嵐大介/講談社)の主人公がつくっていたことがきっかけでした。
実はこの記事がきっかけで、V6の元メンバー・長野 博さんのテレビ番組に出演しました! 思い入れのある記事のランクイン、とてもうれしいです。
長野さんと一緒につくったのは「柿のウスターソース」。熟れた柿でおいしい保存食がつくれないかな? と考えるなかで完成した、オリジナルレシピです。
柿がなければリンゴなども代用できますので(本当はそちらが王道レシピ)いろんな野菜を入れてアレンジを楽しんでみてください。
簡単なのに本格的な味になるので、みんなに喜んでもらえること間違いなし!
記事はこちら:捨てないで! 「熟れすぎた柿」をおいしく食べるとっておきのレシピ5選
<第1位>5つのレシピ、教えます! 傷んだ梅も余さず使いきる、私の“簡単”梅仕事果樹園で摘んだたっぷりの梅で梅仕事。甘い爽やかな香りが部屋いっぱいに広がります。
堂々の1位は、梅仕事! この記事、私の周りでも「この記事を見てつくったよ」という方が多くてうれしかった!
梅は追熟が早くて意外と傷みやすいので、傷んだものも最後まで使い切れるレシピが役立ったようでよかったです。
「青梅を使いたかったのに、熟して黄色くなってしまった」と相談されることが多かったので、来年は梅の追熟スピードを遅くする裏技についての記事を書こうと思っています。お楽しみに!
記事はこちら:5つのレシピ、教えます!傷んだ梅も余さず使いきる、私の“簡単”梅仕事
ランク外だけれど、注目された記事はこちら!古民家DIYの記事が人気でした!
惜しくもTOP10には入らなかったけれど、10位以下には「古民家リノベーション」をテーマにした記事がたくさんランクインしていました!
移住して10年、みんなであちこちをリノベしたので「ああ、こんな感じでみんなで直したんだったなあ」と懐かしくなりました。
<13位>おうちで岩盤浴!? 薪5本で翌朝まで暖かい韓国の伝統式床暖房“オンドル”
<14位>古民家の土間を復活! 伝統的な“三和土土間”をつくる2泊3日の古民家リノベーション合宿
<15位>古材・廃材で古民家リノベーション! 「床張り」を失敗しないDIYのコツとビフォー&アフターをご紹介
<20位>廃材リノベーションって実際どうなの? お金もない、スキルもない私たちが古民家を改修できた理由
今年の8月と9月は、山から間伐材を切り出し、製材するところから体験できる「ウッドデッキづくりワークショップ」を企画しています。体験してみたい方はぜひご参加ください!
「ウッドデッキづくりワークショップ」の詳細についてはこちら
養蜂の記事も<11位>にランクインしていました。
さて、50回の連載を振り返った今回の特集。
あらためて、この暮らしのなかでたくさんのものをつくってきたんだなあと感慨深くなりました。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、ひとつできることが増えるたびに生きる自信がつき、豊かな気持ちになれました。
「つくる楽しさをたくさんの人とわかち合いたい」そんな気持ちで続けてきたこの連載。いずれかの記事が、みなさんの暮らしをちょっとでも楽しくさせていたらそれほど幸せなことはありません。
これからも〈いとしまシェアハウス〉の挑戦は続きます。我が家の暮らしのアイデアを、一緒に楽しんでもらえたらうれしいです!
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いとしまシェアハウス
公式サイト
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CHIHARU HATAKEYAMA
畠山千春
はたけやま・ちはる●新米猟師兼ライター。3.11をきっかけに「自分の暮らしを自分でつくる」活動をスタート。2011年より鳥を絞めて食べるワークショップを開催。2013年狩猟免許取得、狩猟・皮なめしを行う。現在は福岡県にて食べもの、エネルギー、仕事を自分たちでつくる〈いとしまシェアハウス〉を運営。2014年『わたし、解体はじめました―狩猟女子の暮らしづくり』(木楽舎)。第9回ロハスデザイン大賞2014ヒト部門大賞受賞。ブログ:ちはるの森