日本酒の新たな流通を生み出す〈株式会社FARM8〉が、2021年11月に日本酒定期便〈SAKEPOST(サケポスト)〉をリリース。それまで新潟県内に限定していた提携酒蔵を2023年5月に全国70蔵以上へ広げました。
〈SAKEPOST〉とは、100mlの日本酒が毎月3種類届くサブスクリプションサービス。一合以下の少量サイズなので、日本酒にあまり触れたことがない人でも気軽に飲み比べを楽しめます。
しかも、ポストに入るサイズなので受け取り不要。持ち運びも便利で捨てるのも簡単なので、キャンプやBBQ、釣りなどのアウトドアにもぴったりです。
プランは、日常酒プラン(月額1210円+送料264円)など計3種類。
プランは、日常酒プラン(月額1210円+送料264円)など計3種類。
プランは、日常酒プラン(月額1210円+送料264円)など計3種類。
プランは、日常酒プラン(月額1210円+送料264円)など計3種類。
プランは、日常酒プラン(月額1210円+送料264円)など計3種類。
〈SAKEPOST〉の楽しみ方は、ちょっと独特。自宅に届いたら、まずはグラスを用意して3種類を飲み比べ。パッケージには銘柄が書いていないので、飲み終わったらQRコードを読み込んで銘柄や原材料、日本酒度などを確認します。
遷移先のページをスクロールすると、味わいや香り、合わせたいおつまみなどを聞く質問が出てくるので回答をタップ。今まで答えた人の割合がグラフになって表示されます。その下にいくと、「好みの味だった」「このつまみと相性抜群だった」など、酒蔵に直接メッセージを送る機能も。文章でうまく気持ちを表せない人向けに「美味しかったです!」などの感想を押せるスタンプもあります。
有名か無名かに関わらず、多様な日本酒を飲める機会をメスティンに入る大きさなので、キャンパーからも好評。
〈SAKEPOST〉に銘柄を入れない理由は、有名な銘柄に偏らず、新しい日本酒との出会いを生み出すため。
外飲みでも、家飲みでも、つい手に取ってしまうのは有名な銘柄。しかし、日本酒には数えきれないほど多くの銘柄があり、それぞれに特徴があります。有名な銘柄だけでなく、もっと多くの日本酒を飲んでほしい。それがひいては多様な酒蔵が長く続いていくことにつながるのではないか。そんな想いで始まったサービスです。
もうひとつ、〈SAKEPOST〉を通して生み出したかったことは酒蔵と飲み手との関係性づくり。飲み手の声を蔵人まで届けようと、酒蔵に直接メッセージを送る機能を追加しました。
これだけSNSが発達した世界でも、蔵人まで飲み手の気持ちが届いていることは稀です。年齢問わず造り手全員に感謝を伝えられたらと、〈SAKEPOST〉に届いた声は紙に印刷して酒蔵にお渡し。回覧板のように全員で閲覧してくれている蔵もあるそうです。
土地によって異なる日本酒。その多様性を守り続けるために雪深い地で醸される新潟県の日本酒。
地域の酒米と水から造られることの多い日本酒は、その地域の特色を出しやすいという特徴もあります。それだけでなく、天候などの地域環境や長年受け継いできた蔵元の哲学、地域コミュニティの文化によっても味わいは変わるもの。
有名無名に関わらずさまざまな日本酒を飲んでもらうことで各蔵のお酒を飲むきっかけを作り、蔵人の酒造りのモチベーション向上にも繋げ、酒蔵やその地域へと訪れる最初のとっかかりを作る。こうした連鎖が日本酒の多様性を維持していくのかもしれません。
〈SAKEPOST〉の定期購入は、公式サイトから。日本酒好き、少量でも全国の日本酒を飲み比べてみたいという方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
information
SAKEPOST
Web:SAKEPOST
*価格はすべて税込です。