新発売のOM-1で最も期待したのは240fpsのFHDが撮れることだ。早速試したが、保存される動画を見たら、翅の動きはゆっくりだが、体の動きは8倍スローとは思えなかった。インスペクションを見ると、60fpsになっていた。つまり見かけは4倍スロー。これでは困るので、30fpsに書き出して、さらに2倍スローをかけた。これで16倍スロー映像になる。DavinciのオプチカルフローとSPEEDwarpを使って書き出した。是非試してみたかったのが、動画を撮る際に速いシャッター速度を使うことだった。SPEEDwarpを使うときはシャッター速度が遅いと、綺麗に仕上がらないことが去年の動画を加工したときにわかっていたからだ。
秒240コマのオリジナルをもう一度見直すと、翅の動きがホバリング画面では妙にゆっくりだ。実際にはミツバチの羽ばたき回数は秒250回程度と言われる(片道、1/500秒)から、秒240コマでは、そんなにゆっくり写るわけはない。不思議だなと思い考えたら、秒240コマで動画を撮るとコマ間隔は240コマになり、まったく同じ位置でホバリングしていると仮定すると、コマとコマの間は間はほんの少ししかずれない。そのずれがわずかならば、もっと多いコマ数で撮影しているのと同様の結果となる。翅の動きだけに関して言えば、擬似的に秒2000コマぐらいのカメラで撮影したような映像になっていると思う。
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.