昨日は運転免許証の更新のための高齢者認知機能検査を受けた。3年前に受けており、2回目であったが、前回とはずいぶん様子が変わっていた。試験問題は前もって発表されている。
手がかり再生というのがあって、絵を16枚見せられその名前を覚えるのだ。1個5点で全部できると80点と言うことになる。
その他に自分の名前や試験を受けた日と時間を書くものもある。前回は紙の検査だったので全て終わってから結果がわかるわけで1時間半ぐらいかかったと思う。
江東運転免許試験場では今回はタブレットを使ってやることになっていた。これだとものすごく早い。
36点が合格ラインの最低である。ただ名前と時間などをかければ、それが20点なので要するにに16点を手がかり再生でとればいいわけだ。
最初に手がかり再生が行われ、1個できれば5点なので、8個書けば40点その時点で合格ラインに達し、タブレット上に検査終了と出る。あまりにも簡単なのでびっくりしてしまった。
前の時は結構緊張して、ずいぶん勉強して97.5点だった。今年は簡単に覚えられたので、100点が取れるはずだったが、40点の時点で終了となるのでそれで終わりであった。
ここで書けなかった人は、自分の名前やその日の日付などを書く簡単な試験がある。これで20点が取れるわけだから、最初に7個以下しかできなかった人も、手がかり再生で4個、20点取れれば合格となるわけだ。こんな簡単な試験で良いのだろうかと思った。
前は49点が最低ラインだったから易しくなったわけだ。36点取れれば、全て合格となってしまうので、これでは皆さん安心してしまうのではないだろうか。
僕は自分自身では認知症気味と思っているが、それでも簡単に40点を取れてしまった。なんと検査は5分で終了してしまった。これは簡単でとても良いことではあるかもしれないが、こんなに易しいと、問題はないのだろうか?
自動採点で36点を超えた時点で終了と言うのは良いが、せめて認知症の疑いがないという点数を50点以上に上げるべきだと思う。
絵を見せられた後で介入問題というのがあり、たくさんの数字が並んでいるシートで言われた数字を消していく。これが採点には含まれないのだが、僕はこれが1番重要な検査などだ思う。何故かと言えば数字をすぐにに判断して消していくと言うのは、車を運転しているときにの判断力を計っているのと同じように思うのだ。
判断力が劣っている人が車を運転するのは危ないので、16個のうち最低たった4個覚えれば、合格してしまうと言うのは問題なのではないかと思う。
最初に8個できるというのは言うのは最低半分は覚えているわけだからよいのだが、実際には4個しかできなくても次の自分の名前を書いたり、その日の日付や時間を書いたりする試験で20点取れるのだから4個しか覚えられなかった人も合格にしてしまうのである。
まあ認知機能検査無事に終わったので、一安心といったところだが、その後、今度は教習所での練習というのがある。これは落ちる事はないらしいが、これも普段車を運転している人ならば、まず問題なく通過することができるが、そのためにわざわざ教習所の予約を取り、教習所に行かなければいけないことだ。そして、それが極めて予約が取りにくい。ハガキが来た時に予約して、4月末が最も早く予約が取れた教習所だった。
免許証の更新は都道府県の警察署か役所へ行かなければいけない。高齢者ではない人は他県でも更新ができるが、高齢者は住居のある都道府県でしかできないのである。これも問題だ。僕の場合、夏は小諸にいるので、わざわざ免許の更新に合わせて東京に来る予定を立てなければいけないのだから、本当に無駄なことである。
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.