3月6日は啓蟄。啓蟄は二十四節気の一つで、大地が温まり冬眠をしていた虫が穴から出てくるころを言う。実際3月になると日射しも急に春めいて、虫たちが活動をはじめる。
小諸では、成虫で落ち葉の下などで冬を越したナナホシテントウが活発に活動をはじめるのもちょうどこの頃だ。畑や河原などで見られるおなじみのテントウムシだ。赤い翅に7つの黒い水玉模様があり可愛らしい。早春にナナホシテントウに会いたければ、晴れて暖かな日に南向きの崖の下にある田んぼの土手や草原に行けばよい。オオイヌノフグリが勢いよく咲いている場所は暖かだ。地面をはい回ったり、草の上から飛び立つナナホシテントウに出会うことができるはずだ。
ナナホシテントウはアブラムシを食べる。オオイヌノフグリで見られるのも、そこにはアブラムシがいるからだ。幼虫もアブラムシを食べるので、メスはアブラムシのいる植物に黄色い細長い卵をたくさん産み付ける。3月も半ばを過ぎれば。歩き回る幼虫も見ることができる。
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