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海野和男のデジタル昆虫記

広報こもろ連載 2016年9月号 ショウリョウバッタ

広報こもろ連載 2016年9月号 ショウリョウバッタ
2020年12月06日

 ショウリョウバッタのメスは日本では一番大きなバッタである。オスは小さいが、メスは巨大で翅の先まで10cm近くもある。オスは飛びながらキチキチと音を出す。これは後ろ脚と翅が擦り合わされて出る音だ。
 細い葉の草にとまっていると、葉の一部にしか見えないぐらいかくれんぼがうまい。緑色のものだけでなく、茶色のもの、緑と茶が混ざったものなどもあり、眼で探してもなかなか見つからないかもしれない。そんな時は草むらを歩き回れば飛び出してくるから、見つけやすい。
 日当たりの良い草地を好み、小諸周辺では千曲川沿いの草地に多いほか、工業団地の造成地など、比較的広い草地があればどこにでもいる。オスは良く飛ぶので、手で捕まえるのは難しいかもしれないが、巨大なメスはゆったりとしていて、飛んでも10m以内に着地するから手で捕まえられる。顔はなかなかひょうきんなので、捕まえたらにらめっこをしてみよう。

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