ルリボシカミキリは日本一美しいカミキリムシだと思う。それほど珍しいものではないが、鮮やかな瑠璃色が眼に飛び込んでくると嬉しくなる。梅雨明けから8月にかけて真夏に出てくるカミキリムシだ。
ルリボシカミキリに出会うのは、たいてい薪や材木を積んである場所だ。カミキリムシは枯れかけた木に卵を産む種類が多く、薪や材木は、カミキリムシにとっては枯れかけた木と同じというわけだ。カミキリムシがせっかく薪に卵を産んでもほとんどは無駄になってしまうというのは気の毒だが、いくらかは翌年まで燃やされずに無事に羽化することもあるだろう。
コナラ、クルミ、カンバ類・ヤナギなどさまざまな広葉樹の材木に集まる。東信の名物のクルミの木は枝切りなどをして、枝を畑の隅に積んであることもある。そんな場所でもルリボシカミキリに会える。薪や材木があったら一度探してみたらどうだろうか。
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