小諸は青空がとても綺麗なところだ。ゴールデンウイークの頃は、高気圧と低気圧が交互にやってくる。雨が上がった次の日は真っ青な空が広がる。最近小諸に多いナノハナもまだまだ盛りである。黄色の花が青い空に良く映える。
野原や道端に寝転んで空を見上げれば、真っ青な空に白い雲が浮かび、風も心地よく肌をなでる。耳にアブやハチの羽音が心地よく響く。地面ではアリたちがうごめいて、餌を運んだり、喧嘩をしたりしている。
この季節は一年で一番生命力にあふれた世界があると思う。伸びはじめた木々の葉はあっという間に大きくなる。5月の初めはまだちらほらと葉があるに過ぎないが、ゴールデンウイークが終わる頃には、まぶしいほどの新緑となる、そして初夏を迎え、5月末には濃い緑の林になる。木々の葉が伸びるにつれて、葉を食べるチョウやガの幼虫はあっというまに蛹になり、色とりどりの小さな甲虫たちが、まるで葉を飾るブローチのように緑の葉に鮮やかな姿を見せる。寝転んで空を見上げれば青空に白い雲が気持がよい
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