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海野和男のデジタル昆虫記

西パプアから戻って

西パプアから戻って
2019年11月03日

 今回の西パプアはトリバネアゲハで有名なアルファック山周辺での撮影だった。天気が心配だったが、一日雨が降ったのは1日だけ。正味6日間で夕方まで晴れたのも1日だけ。後は大体、昼前頃が天気が良く、午後は2時頃から小雨が降ることが多かった。
この地域は太平洋戦争末期に日本軍がこの山岳地帯を落ち延び、食糧不足とマラリアで多くが死亡した地域でもあり、山は険しい。そのかわり森林は保護区になっていて、見渡す限り原生林が続く。道端にこんなに自然林がある場所はアジアではほとんどない貴重な地域だ。
ここには5種のトリバネアゲハが住んでいる。今回はそのうち4種の撮影ができた。しかし、トリバネアゲハ以外のチョウはは非常に少ないのが不思議だった。写真を撮ることができなかったが、多分トガリバメダマチョウ属(Morphotenaris)のM.schoenbergiという真っ白な大きなワモンチョウ(メダマチョウ)に出会った。あまりに変わったチョウなので、なんだかわからず、フワフア飛んできたのに、目で確認しようとシャッターを押すのを躊躇してしまい、撮影できなかったのは残念だ。
明日から当分の間、今回撮影の写真で小諸日記を続ける予定です。

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