ルソン島はぼくが1969年にはじめて海外に出た場所だ。その時はベンゲットアゲハという日本のアゲハと同じ種類だが、ルソン島にのみ生息するアゲハを見に行った。なんとその時に今ではワシントン条約で厳しく保護されているルソンカラスアゲハのメスを世界ではじめて捕まえた。写真はベンゲットアゲハはその時に撮ったが、ルソンカラスは撮れていない。いつか写真に収めたいと長年思っていた。当時はバギオに空港があったが、今では無く、マニラからレンタカーで行くのはきついかなと思っていたが、同行者が現れたので挑戦してみることにした。
はたして、昔見た場所にまだいるのか、皆目見当が付かない。グーグルの地図で当たりを付けて、あちこち探してみるつもりだ。ネットで写真を検索すると、ルソンカラスアゲハはアメリカ人が撮影した写真だけがある。ベンゲットアゲハは生態写真はぼくが1973年に撮った写真以外は出てこない。ベンゲットアゲハは当時はそれほど少ないものでは無かったし、多分出会えるのでは無いかと期待している。
写真はバギオ北方のベンゲットアゲハやルソンカラスを見た山の下の町である。1969年3月の撮影だ。
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