高原のアキアカネは、少し色づいてきた。
そのアキアカネをくらっしくレンズで撮った。Planar50mm F1.8 made by Rolleiはシンガポール製のレンズ。元々はツアイスのプラナーが原型で、ローライ用としてもドイツで1970年頃に作られている。6群7枚構成で、たいへん写りの良いレンズだった。このレンズの最短撮影距離は45cm。
マイクロフォーサーズに付ければ100mm相当だから、マクロレンズのように大きく写せるような気がしたのだが、45cm最短でこの写真の程度だった。もうすっかり忘れてしまったが、フイルム時代は(今でもフルサイズのカメラは)50mm標準というのはこんなにも寄れなかったのかとあらためて思った。フルサイズで使えば、この4倍の面積が写ってしまうのである。今のマイクロフォーサーズの寄れるズームのありがたさを感じたのだった。開放で写したら、ふわっとした感じで良いボケであった。
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