サイト内
ウェブ

海野和男のデジタル昆虫記

マイクロフォーサーズ用マクロ、 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm

マイクロフォーサーズ用マクロ、 LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm
2012年11月08日

 今年の夏はLEICA DG MACRO-ELMARIT 45mmはパナソニックから発売されているライカブランドのマクロレンズを使った。
 マクロエルマリットというのはライカの昔からの商品名で、35mmライカR用の60mmや100mmが有名だった。60mmは所有していて、100mmは憧れのレンズだった。100mmで映し出される独特のシャープな中での空気感は定評有るものだ。MACRO-ELMARIT 45mmは,100mmマクロエルマリットの素性を引き継いでいると思う。
 マイクロフォーサーズ用マクロとしては今秋、オリンパスから60mmf2.8マクロが登場した。こちらも素晴らしいレンズである。この2本のマクロはフルサイズ用のどのマクロレンズにも勝るとも劣らない描写力を持つ。特に開放からF8までの描写は素晴らしい。同時に等倍撮影倍率はフルサイズ換算で2倍になるから,マクロ撮影には有利である。
 開放からF4はオリンパスの60mmf2.8マクロの方が少しシャープかもしれない。F8は同等、F11以上はLEICA DG MACRO-ELMARIT 45mmに軍配が上がると言うのがぼくの感想。
 ただしフルサイズやDXフォーマットのマクロレンズと比べると、F!6やF22ではニコンの85mmや105mmの方が良いかもしれない。最も被写界深度はマイクロフォーサーズはフルサイズと比べて2絞り開けて同じ結果なので、f8で撮ればフルサイズでF16(ニコンは実絞り表示なので等倍ならF32の表示、キャノンはF16の表示)と同じ結果になる。つまりマイクロフォーサーズのF16ではフルサイズのF32と言うことになる(等倍ではニコンではF64表示。ニコンの実絞り表示は理論的には正しいのだが,説明する時にややこしい。)
 写真はMACRO-ELMARIT 45mmで撮影したアカエリトリバネアゲハである。秀逸な描写力と思う。絞りは2.8開放。マイクロフォーサーズのマクロレンズは、ぼくは開放からF5.6で撮ることが多い。アマゾンでは45mmMACRO-ELMARIT
は56613円、OLYMPUS 60mm F2.8 Macroは44759円と比較的安価である。最近はものにもよるが、レンズはアマゾンがヨドバシよりポイントを引いても安いことが多い。
次のイベントはまだ席に余裕があるのではと思います。
アストロアーツからミラーレス一眼でネイチャーフォト発売。出版記念トークショーとサイン会が11月11日(日) 16:00〜17:30、日本写真学園で行われる。海野も出演。申し込みはリンクから
オリンパスギャラリー大阪で写真展「365日出会う大自然」11月22日から。前日の21日(水) 19:00〜20:00に海野のトークショー。参加すれば一日早く写真展が見られます。予約が必要でTEL 03-3292-1934まで。

関連タグ
東洋区
マレーシア
前日
翌日

お知らせ

NEW

単行本

連載

◎過去の小諸日記

海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見

プロフィールページのアドレスへ

掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2024 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。