ヒャクニチソウに来たヒメアカタテハをマイクロニッコール105mmf2.8VR(左)と紫外線透過レンズUVニッコール(右)で撮り比べた。絞りはUVニッコールの開放であるF4.5(露出倍数がかかるから実絞りF5.6ぐらい)。UVニッコールは開放でも恐ろしくシャープなレンズだ 。
色味がだいぶ違うことがわかる。UVニッコールは硅石レンズを使っていて、コーティングなどもまったく異なるので、やや地味な色となるようだ。フイルムの時は一般撮影ではいわゆるUVフイルター(紫外線カットフイルター)を用いるように書いてあったと思う。ただ、現在のデジタルカメラ、特に最近のニコン製品はほとんど紫外線を透過しないフイルターが撮像素子の前に取り付けられているから、紫外線の影響で色が異なるわけではないと思う。
現在のデジタルカメラでの問題はむしろ撮像素子の赤外域の透過が高いのでフイルターで赤外の影響を完全には除去できないことだろう。それでUVニッコールも紫外線撮影で真価を発揮できない。
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