エゾヨツメは春に出る大型の美しいガだ。今年羽化が遅れたのか、だいぶ遅くなってから明かりに飛んできた。メスはあまり明かりに来ないが今年は何匹もやってきた(4月30日夜)ので,籠に入れて産卵させた。
すぐに卵を産んだので、卵は庭の木に付けておいた。ところがなかなか孵らなかった。孵化したのは5月20日。葉が固くなってしまったと心配したが、少しずつ成長している。この写真は6月の6日撮影のもので体長は15mmぐらい。棘があって面白い形だ。
ところで5月から6月はイモムシや毛虫が多い。このところ、イモムシ。毛虫が人気であるらしい。なぜだろうと思ったら、それはイモムシハンドブックという本の影響らしい。続編のイモムシハンドブック 2が出たくらいで、虫の本の中では最も売れているものらしい。
100ページぐらいの本で、入手する前は、小さいわりに高いと思ったけれど、なかなか良くできている。1と2を合わせればだいたい500種程度のイモムシ毛虫が出ているようだ。500種と言えばイモムシ毛虫の10%程度が載っている計算だ。目立つ中型から大型のイモムシなら、たぶん1/4ぐらいは同定できるのではと思う。
今までもイモムシや毛虫の図鑑には、詳しい専門書はあったが,数万円もするので、一般の方には縁遠いものだった。専門書と比べれば、載っている種類は少ないが、逆に使いやすく、実用的である。著者のイモムシに対する愛情か?可愛らしく写っているイモムシが多いのも特徴だ
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