サイト内
ウェブ

海野和男のデジタル昆虫記

エゾヨツメの幼虫

エゾヨツメの幼虫
2012年06月10日

 エゾヨツメは春に出る大型の美しいガだ。今年羽化が遅れたのか、だいぶ遅くなってから明かりに飛んできた。メスはあまり明かりに来ないが今年は何匹もやってきた(4月30日夜)ので,籠に入れて産卵させた。
 すぐに卵を産んだので、卵は庭の木に付けておいた。ところがなかなか孵らなかった。孵化したのは5月20日。葉が固くなってしまったと心配したが、少しずつ成長している。この写真は6月の6日撮影のもので体長は15mmぐらい。棘があって面白い形だ。
 ところで5月から6月はイモムシや毛虫が多い。このところ、イモムシ。毛虫が人気であるらしい。なぜだろうと思ったら、それはイモムシハンドブックという本の影響らしい。続編のイモムシハンドブック 2が出たくらいで、虫の本の中では最も売れているものらしい。
 100ページぐらいの本で、入手する前は、小さいわりに高いと思ったけれど、なかなか良くできている。1と2を合わせればだいたい500種程度のイモムシ毛虫が出ているようだ。500種と言えばイモムシ毛虫の10%程度が載っている計算だ。目立つ中型から大型のイモムシなら、たぶん1/4ぐらいは同定できるのではと思う。
 今までもイモムシや毛虫の図鑑には、詳しい専門書はあったが,数万円もするので、一般の方には縁遠いものだった。専門書と比べれば、載っている種類は少ないが、逆に使いやすく、実用的である。著者のイモムシに対する愛情か?可愛らしく写っているイモムシが多いのも特徴だ

関連タグ
小諸周辺
旧北区
前日
翌日

お知らせ

NEW

単行本

連載

◎過去の小諸日記

海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見

プロフィールページのアドレスへ

掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2024 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。