今日は三重県鈴鹿市で講演がある。
写真は10年ほど前に撮影したムシトリナデシコの写真だ。上がノーマル。ムシトリナデシコは赤紫色のものが多いが,写真のように白いタイプもある。
2色のムシトリナデシコが咲いている場面の紫外線写真が下。白い花も赤紫色に写っている。赤外線の影響もあるので実際にはこのような色に見えているわけではないだろうが,白と赤紫の花が,ほぼ同じ色に見えていることは確実だ。
人間に白く見えるこの白花は、可視光領域をほぼ反射しているわけだ。ところが紫外線はまったくといってよいくらい反射せずに吸収しているから,紫外線をメインにすれば、同じ色に見えると言うことになる。
アサヒカズラなども同様で,白とピンクの花の紫外線反射率は双方とも低く、虫にとっては白とピンクの区別が付かないと考えられる。
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