昨日は大田市の邇摩高校で授業。課題として出してあった組写真を発表してもらったり、ぼくの写真を見せたりしての3時間。若いっていいなと思った。最初、皆とてもおとなしいのでびっくり。緊張した様子だったので、昆虫クイズを出したりして、気持ちをほぐす。デジカメでテーマを持って撮ったのは初めてという生徒が多い。何人かの生徒が写真を撮ることに興味を持ってくれたので、よかったかなと思う。
12時までは時間があったので琴ヶ浜に行ってみた。ここは琴姫伝説で知られている。壇ノ浦の源平合戦で破れた平家の琴姫が、琴ヶ浜のある馬路（まじ）に流れてきたという。姫は琴が上手で、毎日美しい琴音が流れ、村人たちは琴姫を慕うようになった。けれど1年後に琴姫は亡くなり、村人が浜を見下ろす丘の上に埋葬したところ、翌朝から漁師が砂浜を歩くと、琴の音のような美しい音が鳴るようになったという。
砂浜を歩いてみるとキュキュというような音がする。鳴る浜と呼ばれる浜は全国にいくつもあるらしい。砂の形や成り立ちで音がするそうだ。
砂浜で昆虫を探したが、見たのはエビガラスズメだけ。不意を突かれたため写真は撮れず、ガは海に飛んでいってしまった。エビガラスズメは飛行航続距離が長いから、海の上で見つかることもある。砂浜にいたのはシロチドリだろうか。あまり人は恐れないが、持っていたのは標準ズームのみ。これではさすがに大きくは写せない。それでデジタルズームで撮ってさらにトリミング。下は足跡。
さて、今日は東京でニッコールクラブの写真の審査。
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