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海野和男のデジタル昆虫記

タマムシの翅

タマムシの翅
2010年10月23日


 昨日も天気が悪かった。そこで室内でちょっとだけ遊んでみた。
 美しい色彩のタマムシ。翅を拡大するとたくさん穴が空いていることがわかる。なかなか複雑な表面構造をしている。ストロボでタマムシの翅の輝きを再現するのはなかなか難しそうだ。
 タマムシの翅は構造色で美しい色を出しているのだろう。自然光で見るのが一番美しいと思う。といっても今の季節はタマムシはいない。そこで白い紙の上に置いたヤマトタマムを上から散光一灯で撮影してみたが、思ったようにはどうも撮れない。
 大体タマムシを大写しにしようとすれば、ピントの合う範囲はほんのわずかだ。最近は焦点合成といって、ピントをずらした写真を何枚か撮り、そのピントのあった部分を合成して一枚の写真に仕上げることがはやっているので、ぼくもちょっと挑戦してみた。専用ソフトもあるし、フォトショップでも可能である。斜めからの撮影で、拡大率をあげるとカメラ位置をちょっとずらしただけで虫の大きさそのものも若干変わってしまい、なかなかうまくいかない。
 連写枚数はどんどん上がっているから、自然の中で撮影し、カメラの中で自動的に多焦点合成をしてくれるようなものもそのうちに出てくるのではと期待するのだが・・・

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