カメハメハアカタテハの食草は4種知られているという。そのうちの3種を見ることができた。天気が悪く成虫はまだ見れていない。幼虫も、食痕と空の巣だけが今のところの成果。所詮アカタテハと甘く見ていたが、道ばたには固有種の植物はほとんどない。
4種の食草のうち、もっともポピュラーなのはママキだろう。
ママキPipturus albidusは沖縄でヤエヤマムラサキが利用するオオイワガネに似たイラクサ科の木本の植物。ママキは道ばたにある場所を2カ所案内して頂いたが、後のものは何しろ食草が山奥にしかないから、そこに行くだけでも容易なことではない。
上の写真はママキを覆っていた植物を除去しているモントゴメリー博士。彼は山奥でも在来種を見つけると、日当たりがよくなるようにまわりの外来種を切る。端から見たら自然破壊をしているのと間違えられそうだが、これは重要なことだ。彼一人の力ではどうにもならないが、そうした努力も大切だ。何よりも必要なのは、同じ緑でも、いろいろあるのだという教育かと思う。
日本では一部の植物を除き、そこまでの神経質になる必要はないかもしれないが、ハワイでは、綺麗だと思う自然の中に、どれだけ在来種があるのかを、もっと知ることが必要だろう。
GXR
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