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海野和男のデジタル昆虫記

リコーGXR

リコーGXR
2009年11月12日


 昨日、リコーGXRの発表会に行ってきた。とてもユニークなカメラだ。ぼくも気に入っているGX200の後継機だが、今までのコンパクトとは一線を画している。GXR本体にはレンズも撮像素子も付いていない。カメラユニットと呼ばれる撮像素子とレンズが一体化した2本のレンズが同時に発売される。 
 レンズに撮像素子が付いているのだから、これは一つずつのレンズがシャッターや保存装置のないカメラそのものである。これならゴミ対策は万全、撮像素子の大きさもレンズごとに変えることができる。レンズによって最適なチューンアップがされているというわけだ。事実今回発売された2種のカメラユニットは1/1.7インチのGX200並のものと、APSCサイズの撮像素子の50mmマクロ(フルサイズ換算)。
 24-72mmF2.5-4.4VCのレンズはフルサイズ換算24-72mmで基本GX200と同じものだ撮像素子は1000万画素とGX200の1210万画素より減っている。そのぶん高感度での画質などが向上していると思われる。
 50mm F2.5マクロはフルサイズ換算50mm、実質33mmの明るいマクロレンズ。撮像素子は多くのデジタル一眼レフで使われるAPSCサイズのものだ。画質や高感度特性は一眼レフ並みということになる。
 カメラユニットに各社のマウントが付いて、古いレンズが使えるようなカメラユニットがあったら楽しいななどと夢の膨らむカメラである。
 本体の液晶も3型92万ドットとかなりの高性能。同じく92万ドットのEVF(別売)も大きく見やすいファインダーだ。APSサイズのレンズはパンケーキ型の方が格好がよいなと思うけれど、明るいマクロレンズとしても使えるのだからよいかなと思う。リコーはGXRをコンパクトデジカメと位置づけているが、実際はオリンパスEP1などのカテゴリーの商品だと思う。昔からのカメラファンに受けそうな硬派なデザインだ。気になる値段はオープンだが、当初は24-72mm付きで8万円台、50mm F2.5マクロ付きで11万円台ぐらいになるのでは?

小諸日記は10周年。過去の日記は5年前11月   10年前11月
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