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海野和男のデジタル昆虫記

CX2のM連写プラス(イチモンジセセリ)

CX2のM連写プラス(イチモンジセセリ)
2009年09月06日


 リコーから発売されるCX2のM連写プラスはCX1からは格段の進歩を見せた。9Mで3秒前からの写真を15枚撮影できるのはなかなかのものだ(2Mだと1秒前からの30枚)。シャッターを押すと連写音がしてシャッターを押し続ける感じになる。そしてシャッターを離した前の15コマまでが保存される。普段連写しないぼくには、この方法はちょっととまどったが、一眼レフで連写する人なら、全く違和感がなく使えるような気もする。
 カシオのF1と比べると連写性能では劣るが画質はたぶんリコーの方がよい。今日の写真はイチモンジセセリが飛び立つ場面。9Mでの撮影だが10枚ほど連写して飛んでいる場面は1枚のみ。つまり秒5コマだから、次のカットはもう画面から外れているというわけだ。3秒前まで撮れなくてよいから最低秒10コマ以上は欲しい。
 まだ数カット撮っただけなのでわからないが、カシオのカメラと比べると、チョウの翅の曲がりが少ない。カシオのF1などの場合、チョウの翅がすごくしなったり、翅の一部が欠けたりすることがあるが、これは画像のスキャン方法と保存が間に合わない場合があるからだと思う。その点、CX2は秒5コマとスペックを落としているので問題がないのだろう。カシオのカメラで問題だった光量不足も気にしなくてよい、この写真はF7.4  1/1250で翅がとまっている。カシオの場合は1/2500にしないと翅がとまらない。問題点はマニュアル設定がないから、シャッター速度や絞りが選べない点だ。晴れていても、背景などによって、絞りとシャッター速度が勝手に変わってしまうから、晴れていてもシャッターが1/1000以下しか切れ場合も多そうだ。

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