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海野和男のデジタル昆虫記

シグマ10mm F2.8 EX DC Fisheye HSM(タンポポの綿毛)

シグマ10mm F2.8 EX DC Fisheye HSM(タンポポの綿毛)
2007年12月21日

 昨夜はテレビの録画が東京のスタジオであったので夜に東京へ。終わったのは深夜だから今日は東京。昨日、シグマから今月発売されたAPSデジタル一眼レフ専用の10mm F2.8 EX DC Fisheye HSMを使ってみた。最短撮影距離が13.5cmととても短い。タンポポの綿毛を撮ってみた。
 単焦点の対角線魚眼レンズは、APS一眼レフではニコンとオリンパスにある。ペンタックスからは魚眼ズームなるものが出ている。キャノンには対角線魚眼レンズはフルサイズ用に古い設計のものしかなく、キャノンユーザーはフルサイズ以外では魚眼を使えない。
 ぼくのメイン機種のニコンやオリンパスは新しい設計の高性能魚眼が有り、両方ともにとてもよいものだ。キャノンユーザーの場合は15mmのフルサイズ用の魚眼を広角レンズのように使える。
 ニコンD300に純正の10.5mmとこのシグマ10mm、そして比較のためにkissデジタルに15mmのフルサイズ用魚眼をつけて、いずれも最短撮影距離で比べてみた。
 上がシグマ、中がニコン、下がキャノン、絞りはF11。結果はシグマ10mmが被写体が一番大きく写る。けれど最短撮影距離ではやや画角が狭くなるように思う。これはどの魚眼レンズでも最短撮影距離の短いものではその傾向がある。ニコンとキャノンは被写体の大きさは同じぐらいだが、背景の感じがずいぶん違う。
 画質はというと、シグマとニコンはこのような逆光条件でも白飛びが少ない。キャノンは白い部分があまりよくない。これはレンズの差なのかボディーの差なのかはっきりしないが、kissもそれなりにマクロでは画質はよいから、やはりレンズが新設計のものと古いものとの差ではないだろうか。いずれにしろ今まで魚眼が使えなかったkissや40Dユーザーには朗報だろう。
 話は変わるがアサヒカメラ1月号今年撮りたいこの写真という特集に登場。そこではD300で自然光で擬態を撮りたいと語った。その時はぼくはD3を触ったことはなかった。一番高感度に優れたカメラが取材時点でD300だった。発売日にD3を入手。D3の高感度の描写は、それこそ今までにない感覚をぼくにもたらせてくれた。APSでないのと重いのが難点だが、そんの高感度画質はすざましい。ぼくの希望は達成されそうだ。けれど重いのが難点。 
◎今月のデジタルフォト連載は「白銀の芸術」D300、E-3による先月末の霧氷だ。
◎日本カメラからニコンD300マニュアル発売

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