村は谷間の斜面にへばりつくように形作られ、子供の頃ファーブルも遊んだミュズ川の清流が村の一番低いところを流れている。
南フランスといっても、緩やかな丘陵が続く標高およそ800mのこのあたりの気候は、明るくからりとした地中海性の気候ではなく、夏でも涼しく時には霧もかかる高原性の気候である。したがってブドウのように夏の高温と乾燥した気候が必要な作物はできず、牧草地が続き、ところどころに小さな村がある美しいが寂しい場所でもある。
◎明日からフランス取材中のため小諸日記の更新が滞るかと思います、そこでファーブルの生まれ故郷や虫たちを前もって準備した原稿で更新することにします。写真はほとんどが20年近く前の取材時のものです。現地からのその日のレポートも時々はいるのではと思いますのでご期待ください。
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