今日は大人の科学という雑誌から依頼されたステレオピンホールカメラで風景を撮影した。フイルム4本も撮影したのだが、すべて失敗したと思う。戻ってからカメラの構造を確かめたところ、最初のうちにピンホール部がカメラからはずれてしまっていたのだ。それに気がつかず撮影したのですべてフイルムは真っ白けだと思う(一応現像はしてみよう)。
デジタルは露出を見る程度にしか撮影しなかったので今日は一日無駄にしてしまったことになる。なんだか力が抜けてしまった。フイルム時代に、フイルムが巻き上げられていなくて、写したつもりが何も写っていなかったという時のがっかりした気持ちに近いものを久しぶりに感じた。
おもちゃカメラは面白いが、こうしたトラブルは致し方がないことか。
さて、同じくおもちゃカメラのHOLGAでマレーシアで撮影したポジを昨日渡した。手元に残っているポジはあまりよくないものだが、スキャンをしたものを1枚UPしておく。こちらの方はまったくテストしないでぶっつけ本番でマレーシアで撮影した。最初の1本はBと1/100を間違えて大失敗。1本撮ったところでフイルムを入れないで裏蓋をあけて、シャッターの開き具合を見たので2本目からは思い通りに写すことができた。もう遅いけれど、今日もそれはやるべきだったと反省。
HOLGAの画像はもやっとしているけれど、なかなか面白い。思ったよりもよく写るカメラだ。HOLGAは若い女性に受けているが、これはピンぼけになったり、2重写しをしてしまったりという失敗が傑作を呼ぶからだ。そして慣れてくると。わざとそうした状況で撮影するようになる。
けれど。ぼくはやはりまともに撮影してしまうので極端に面白い写真は撮れなかった(撮ろうとしなかったのだが)
HOLGA 1/100 ストロボ
◎ぼく バナナムシという本ができました。創作絵本で、文は飯田さんという方、ぼくは写真の担当だ。
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