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海野和男のデジタル昆虫記

ヒラタアブの産卵

ヒラタアブの産卵
2006年03月04日


 葉の裏などに隠れていて見えにくいが、オオイヌノフグリにはアブラムシが多い。それで、アブラムシを食べるナナホシテントウもよく歩き回っているのだが、ヒラタアブの仲間も多い。ヒラタアブの目的の一つは花の花粉と蜜だが、産卵のためにもやってくる。ヒラタアブの幼虫はアブラムシを食べて育つのだ。
 産卵場所を探すメスは、飛び方を見ればすぐにわかる。吸蜜に来ているものとまるで違い、葉の茂った辺りを、左右に揺れながら飛びまわっている。そしてアブラムシのいそうな場所を見つけたメスは、まずその辺りを歩き、口で葉の表面を舐める(写真上)。アブラムシの排泄物を確認しているのだろうか。それからお腹を曲げて産卵(写真下)。だいたいこんな行動を繰り返している。

20D 100mmマクロ

◎デジタルフォトで連載中の「自然ワンダーランド」  3月号は「冬の華 霧氷」

◎ビデオで贈る海野和男の昆虫教室。第31回はハサミムシの子育てを特集しています。まだまだ続きます。

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