沖縄の昆虫写真家湊和雄さんからエビが届いた。毎年暮れか正月にとびっきり生きのいい車エビを送って下さる。エビは好物なので感謝。
箱を開けたら勢いよく飛び出してきた。眼が赤く光る。この光を撮ろうかと思ったのだけれど、ライティングがちょっと難しそうだ。
まずD200に改造マクロレンズと2倍テレコンをつけてそのまま撮影してみたら、色よりも複眼の構造が面白い。昆虫の複眼の一つ一つは6角形のセルにレンズがはまっているようなものだが、車エビでは何と正方形に近い形だ。まるでCCDのアップを見ているかのようである。(円内ピクセル等倍)
海の中の場合、表面に水があってそれもレンズの役目をするのだろうが、いったいこのエビはどんな世界を見ているのかと興味がわいてきた。たぶん6角形の方が全方位に視野が開け、全てが立体的に見えるのではないかと思うが、エビの場合は縦方向と横方向から来るエサや敵をよく認識できるのではないかなとも思う。
食べるのが惜しくなってしまうが、やはり車エビは生きているうちにいただかないと・・・・・・
◎「地球は虫の惑星だ〜知られざる虫たちと海野和男の映像世界〜」は長野放送月曜スペシャル(長野県のみ)で1月23日午後7時。1時間番組です。
同じものがフジテレビ(関東1都6県)1月31日 26:33〜(2月1日午前2時33分〜)
BSフジ(全国放送) 3月5日(日) 14:00〜の予定
その他、フジ系列全国24局では2月から3月頭で、それぞれ独自時間に放送予定です。
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