矢印で示したこの虫はハイイロセダカモクメというガの幼虫だ。花の終わったヨモギの花穂に見事に擬態している。
この幼虫はヨモギの花穂が大好物らしい。まるまる太ってい、蛹になる日も近そうに見える。蛹で越冬し、夏になってようやく成虫になるという。
ということは、終齢幼虫は年1回、秋にでることになる。そしてちょうど今頃の少し色が付いたヨモギの花穂に似ているのだ。うまくできているなと思うが、こんな幼虫があらわれてくるのは、やはり不思議なことである。
◎11月21日夜8時、どうぶつ奇想天外でテントウムシの集団越冬。日本とアメリカで取材したものです。
◎東京電力のHPで昆虫教室。24回のシリーズです。第8回は「飛翔の秘密」。こちらからどうぞ。
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