エダナナフシは昼間休んでいるときは、前脚と触覚を合わせ前方にまっすぐ伸ばすようにしていることが多い。そのままでも枝そっくりな昆虫だが、この姿勢を取ると更に効果的な擬態となる。更によく見ると、前脚は頭に当たる部分が大きく外側に曲がっていて、頭がぴったり納まるようになっている。まっすぐな一本の棒になろうとデザインを追求した結果である。こんな細かいところに工夫しようというところが何とも面白く思う。
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