コナラの幹にシロスジカミキリの新しい産卵痕を発見。夜になって再び訪れると、メスがまた新しい産卵のための穴をあけているところだった。ひとまわり小さなオスが上に乗っかっているが、穴をあけるのに夢中なメスは追い払おうともしない。
穴を空ける時間は結構長い。この撮影では2時間近くもかかった。あの鋭い大アゴをもってしても、結構大変な作業のようである。突然くるりと向きを変えると、腹端を穴に押し当てて産卵体勢に入った。
卵から孵った幼虫は木の中を食べて成長する。幼虫期間は2年以上もあるらしい。この産卵痕からは樹液がしみ出し、多くの虫が集まることになる。
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