いわゆる里山とはちょっと異なるが、小諸で人手の入った自然が、豊かに残されているのは御牧の台地である。台地には、ため池が多い。大きなため池もあるが、写真のような小さなため池も無数にある。
ため池の周りの草地には様々な植物が生え、昆虫が生息している。ため池の周りには、今では貴重になった草原的環境が残されているのである。
生き物が豊富なのは、大きなため池より小さなため池だ。特に草刈りをあまりひんぱんにしない場所がよい。そんなため池の土手には古くからの植物が多く、昆虫もまた多いのである。
とあるため池で孫を連れた一人の老人にあった。ショウブをとってショウブ酒を作るそうだ。その老人は言った、「子孫に残せるのは豊かな自然だけだ」と。
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