秋に採集したトックリバチの巣。蛹になるのは来春だが、今はどんな具合になっているのか様子を見てみたくなった。
筆で巣の壁を塗らし、ピンセットで少しずつ壊していく。内壁は幼虫の吐いた糸の膜でコートされており、その中に幼虫の姿があった。すでにエサであるイモムシは食べ尽くし、食べ殻やイモムシの糞らしいものがゴミとして隅の方にかためてある。幼虫はすでに前蛹の状態で、黄色っぽくなり、まるで動く様子はなかった。巣のついた石ごとラップにくるんで、再び温度変化の少ない場所に戻した。
(高嶋)
◎月刊誌12月号
・デジタルカメラマガジン 沖縄のチョウ 3頁
・デジタルphoto専科はデジタルフォトと名前が変わりました。
「自然のワンダーランド」4ページ連載中です。
今月は「熱帯雨林の昆虫たち」先月E-1で撮影したボルネオの写真です。
◎ムック
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