ミノルタXEは1976年発売、当時の最新の電子化の技術を取り入れたカメラである。電池がないとシャッターが切れないカメラである。これは今では当たり前だが、必ず電池が必要になったのはこの時代からである。XEは電池切れでも1/90だけは機械シャッターで切れる安心なカメラだ。
XEは大変に良くできたカメラである。ライカR3は実はXEとほとんど変わらないカメラだ。R3のシャッターや電子部品は基本的にXEと同じである。
天下のライカが取り入れるほど、当時の日本のカメラと電子技術は世界をリードしていたのである。そしてXEのシャッターの感触の良さは今でも語りぐさになるほどである。
ミノルタとライカは1973年にライカCLとミノルタCLという双子のカメラを出した。この2機種はは外観から内部まで、ごく一部を除き、同一のカメラであった。一方XEとR3はデザインなども異なる。しかしシャッターを切った感覚はR3そのものである。
レンズはパナゴール90mmマクロ(このパナゴールのマクロレンズについては今年の1月18の小諸日記に解説がある)。今日はこのセットでキノカワガを撮影。ついでに最新のディマージュ7でも同じ被写体を狙ってみた。あがりはどちらがよいだろうか楽しみだ。
◎クラシックカメラで撮る自然写真(仮題)この夏人類文化社より発行予定
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