早くテストしたかったE-20が今朝、届いた。早速カメラを持って撮影に出た。今日の写真はユキガガンボを除きE-20での撮影だ。
E-20はオリンパスが11月末に発売したE10のバージョンアップ版だ。まず画素数が500万画素になった。もともとE10は他の400万画素クラスと比べればその画像は比較にならないぐらいよかったから500万画素は更に期待ができる。
よくなった点をいくつか上げてみよう。まずコンパクトフラッシュに記録した画像を呼び出すのが瞬時になった(拡大も瞬時)。E-10では高画質で撮影すると4秒かかっていたから、これは嬉しい。けれど書き込みは500万画素になっただけに、逆に長くなったので、1枚撮ってすぐ確認という場合はE-10とほぼ同じだけ時間がかかる。
もう一つプログレッシブスキャンモード(PSモード)が加わったのは大きな利点だ。最高速が今まで1/640だったのが1/18000の1と20倍以上になった。ただしこの場合は250万画素相当の画像になる。オリンパスではサービスサイズ程度の画像といっているが、これは少し謙遜であろう。A4までなら問題ないと思う。
何はともあれコンシューマー機の最高峰E-10の使い勝手の良さそのままにアップグレードされたE-20は一眼レフに慣れたユーザーには最も使いやすいコンシューマー向けデジカメであろう。今年はミノルタD7、ニコンD1X、EOS1Dとプロ用、コンシューマー向けを問わず話題の最新鋭機を全てテストしたことになる。そのいずれもが負けず劣らず素晴らしい画質であることに、デジカメの進歩の早さをかいま見た気がする。カメラとしての使い良さは各機種それぞれであるが、ソフトまで含めた実売価格で10万円台前半から60万円以上と差があるから、これが同じだったら安いのを買った方がよいに決まっている。さあ、予算と腕とに相談してあなたならどれを買うだろうか。
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