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海野和男のデジタル昆虫記

今日のクラシックカメラ(ライカM2とM3)

今日のクラシックカメラ(ライカM2とM3)
2001年11月26日

1954年に発売されたライカM3は世界のカメラ界に衝撃を与えたという。レンズ交換が迅速にできるバヨネットマウントで50mm、90mm、135mmのブライトフレームを内蔵。極めて明るいファインダーで、距離合わせも正確、かつ迅速にできる。それまで必要だった外付けファインダーが不要になったなどたいへん優れたカメラであった。このカメラの発売で日本のメーカーはレンジファインダーを諦め一眼レフの開発に邁進したのが今日の日本のカメラが世界を席巻する大きな要因になったのだ。M3は1966年まで23万台近くが生産された。
 ライカM2は1957年の発売。135mmのブライトフレームが無くなりかわりに広角の 35mmのフレームが付いた。M3の簡易型といわれるが、ファインダーなどはその後のM4などに近く、今発売中のM6にも通じる。M2は1968年まで8万台近くが生産された。M2、M3共に露出計を除けば、現在発売中のMマウントカメラのコニカヘキサーやフォクトレンダーにまさるとも劣らない。1954年といえばぼくは小学校1年生だ。45年以上前に作られたM3は今でもライカの中でも最も作りが良く、十分実用に耐えるのである。
 ライカMシリーズには沈胴レンズが似合うと思いM2(上)には50mmF2.8エルマー、M3(下)にはSMアダプターでスクリューマウントのズミタール50mmをつけてある。

◎クラシックカメラで自然を撮る2002年春出版予定

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