Leica3Cは1940年から1951年まで生産され、合計生産台数は133626台、バルナックライカの中で最も生産台数が多い。戦争中に軍用カメラとしても様々なドラマを撮影してきたはずである。何しろ当時はLeica3Cが最も信頼のおけるカメラだった。ドイツの敵国でもカメラだけはやはりドイツ製が信頼された。不足するカメラを補うため連合国側でも様々なカメラが計画されたであろう。戦後ライカはいち早くアメリカ向けにLeica3Cの生産を再開した。総生産台数の内10万台以上が戦後の生産である。写真のカメラは1947年の製造。ぼくが生まれた年のものである。付いているレンズはrロシア製のルサール20mmf5.6。前にも書いたが対称タイプのこのレンズの描写はシャープそのものだ。
◎クラシックカメラで自然を撮る2002年春出版予定
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