zorki5は数多く作られたゾルキーの中では生産台数の少ない方だ。それでも初期型と後期型あわせて236502台作られたというから、ロシアの人口の多さにあらためてびっくりする。写真は後期型で、初期型は距離計窓が四角である。田中長徳氏によれば初期型はライカM3に通ずるところが有りなかなか良いそうだ(ぼくのカメラたちによる)。確かに距離計の基調線が70mmもあり、ピントあわせが正確にできる点などもライカMシリーズに通じるところがあるようだ。こんなカメラがレンズ付きで5000円も出せば買える今の時代ってどうなっているのかなと思う。昔はカメラは貴重品でした。勿論今でも貴重品であるけれど、なにしろもりそば25円で食べれた時代のカメラです。
◎クラシックカメラで自然を撮る2002年春出版予定
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