今日から時々クラシックカメラについて書こうと思う。と言ってもやはり海野が書くのだからマクロ関係を主な題材としたい。
第一回はマクロヘキサノン55mm。これはコニカのレンズである。コニカは今は一眼レフを作っていないが、60年代後半から70年代には一眼レフも作っていた。このオートレフレックスTCは多分70年代(1973年頃?)の発売と思う。もしかしたらオートレフレックスT3の輸出バージョンかもしれない。当時は日本はカメラの輸出で外貨を稼いでいた。金属シャッターで1/125までストロボ同調する。
さて本題のマクロヘキサノンAR55mm/3.5だが、昔欲しくて仕方がなかったレンズである。しかし必用でない物にはお金をかけられなかった時代だった。
レンズは1×アダプター付で84年のカタログにも現役で31800円とある。多分70年代は2万円ぐらいだったのではないだろうか。
写真でわかるようにレンズの上部に無限から1/2倍までの目盛りがある。このレンズの素晴らしいところは1×アダプターを付けるとレンズの上下が逆になる。そして下側が上になる。そしてそこには1/2倍〜1×までの目盛りが彫ってある。大変に凝った作りである。オート絞りはこの1×アダプターをつけても使えるのにびっくりしたものだ。
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