全国に総合温浴施設を展開する万葉倶楽部が、東京・豊洲市場場外に、江戸の街並みを再現した商業施設と温浴施設からなる新たなエリア「豊洲 千客万来」を開業した。オープニングセレモニーには、小池百合子東京都知事やアンバサダーの中村獅童さん、「万葉倶楽部」代表取締役社長の高橋理さんが出席し、同スポットの魅力をアピールした。
「万葉倶楽部」代表取締役社長 高橋理さんは、「末永く愛される、活気のある施設にしていきたいです」と、力強く挨拶。「当施設は、食楽棟『豊洲場外 江戸前市場』と、温浴棟『東京豊洲 万葉倶楽部』で構成されています」と説明し、「江戸の街並みを再現した木造建築が並ぶ食楽棟には、日本文化を感じながら手軽に食事を楽しめる店舗が数多くそろっており、一方の温浴棟では24時間営業の温浴施設を楽しめます。現在でも観光スポットとしての一面がある豊洲。周辺には多くのタワーマンションも立ち並び、今後も(東京五輪選手村跡地につくられた)『HARUMI FLAG(晴海フラッグ)』への入居が開始されるなど、多くの住民の流入も見込まれています。『豊洲 千客万来』の開業が、これら観光と居住の両面において、魅力的なエリアとしてますます発展し、地域の街づくりや活性化につながっていくことを期待しておりますので、ぜひとも当施設で一日ゆっくりお過ごしいただければと思います」とコメント。
アンバサダーの中村獅童さんも「とにかく大勢の方にお越しいただいて、食を楽しんでいただき、温泉で疲れを癒やしていただき、そのまま歌舞伎座に来ていただければこんなにうれしいことはないです(笑)。歌舞伎座は目と鼻の先でございますから。『東京豊洲 万葉倶楽部』のお部屋は海が見えて素敵だったので、家族でも来たいと思っています」と話していた。
全国から約70店舗が集結している「豊洲 千客万来」は、“うまさの聖地”として訪れる人々へさまざまな新体験を提供。それぞれの店舗で、豊洲市場ならではの新鮮なローカルフードや、日本全国から集まる”本格・本物の食”を展開する。
1階「豊洲江戸前通り」には、ラーメン店をはじめ、気軽に食べられる食事を提供する店舗がズラリ。江戸時代の活気あふれる市場を再現した2階「目利き横丁」では、仲卸が目利きした新鮮な旬の食材や珍味を、食べ歩きやカウンターで楽しむことができる。
さらに2階「豊洲目抜き大通り」には、うなぎや寿司など、江戸時代から日本人に愛されてきた“食の名店”を集約。3階「よりどり町屋」には、“誰もが新鮮な海鮮を楽しめるように”とフードコートや和食バイキング店が設置されているので、遊び心があるものなど、多様なジャンルのお寿司にトライしたい。
また、万葉倶楽部がフラッグシップ施設として、豊洲の地に“東京都心の温泉郷”としてつくり出す「東京豊洲 万葉倶楽部」は、東京湾を望むことのできる露天風呂や、ウォーターフロントの景色を360度パノラマで一望できる展望足湯庭園などが特徴。源泉から毎日運ばれる箱根・湯河原の名湯に浸かりながら、極上のひとときを過ごしてほしい。
取材・文=平井あゆみ