多肉植物といえばなんとなく「プニプニしている」イメージだと思われます。
とはいえ、具体的な種類なんてチンプンカンプンな人が大半でしょう。
そこで、今回しっかり分かるようにご紹介しますので、ご一読ください。
まずポピュラーな多肉植物としておさえていて欲しいのはセダム属です。
これは育てやすく繁殖も容易、見た目も可愛いので人気です。
全世界で約400種以上あり、北半球に主に分布しています。
日本原種は約17種類。
名前はラテン語で「座る」を意味する「セデス」が由来になっています。
これはセダムが岩に張り付くことが多く、擬人化して座っているとみなしたことからついた名前です。
続いてはコノフィツムをご紹介。
こちらは冬型の多肉植物の代表種で、2つのプニプニで丸みを帯びた葉がひっついているのが特徴的です。
世界全体には2000を超える種類があり、形状も様々。面白い形の多肉植物としておなじみです。
コノフィツムは大別して「丸型」「足袋(たび)型」「鞍(くら)型」の3種に分かれるとお考えください。
日陰を好むので室内で育てやすい植物です。
売られているので代表的なのはまずは「コノフィツム・ラツム」が挙げられます。
こちらは上部がぷっくりと2つに割れているところが特異で、その面白い形状から人気があります。
次は「コノフィツム・ブルゲリ」。
こちらもまた、その外見からとても人気です。
球体に近く、色は赤紫。見方によっては小さいぶどうみたいです。
とても可愛らしいのでインテリアに最適です。
最後に紹介するのはハオルチア。
これは日陰を好む多肉植物で、先端が少し尖っているところに特徴があります。
葉がバラの花のように放射状に付いているロゼッタ型のものです。
種類は300種以上存在しており、透明かつ柔らかい葉の「軟葉系」と、鋭くて固い葉の「硬葉系」のものに大別できます。
ひとまず今回ご紹介したセダム・コノフィツム・ハオルチアは確実にご記憶ください。
これだけで多肉植物の種類がわからないという悩みはある程度改善されます。
今回紹介したもの以外でも、観葉植物としてポピュラーなアロエやサボテンも多肉植物の一種です。
そこを認識しつつエケベリアやカロンコエ、アエオニウムなど、次点で代表的な多肉植物を少しずつ覚えていきましょう。
そうすると存外早く多肉植物の種類が頭に入ることうけあいです。
※トップ画像はPhoto by yukaさん@GreenSnap