
オーガニック栽培と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、難しいことはありません!ここでは初心者さんにも分かりやすく、簡単に始めることができる「コカブ」の育て方について解説します。たった700円というコスパの良さも魅力ですよ!
コカブ 基本情報
・アブラナ科
・スタート/春・秋
・発芽適温/20~25℃
・水やり/毎日
・日当たり/良い場所
・土/水はけが良い
【特徴】
・春の七草にある「スズナ」として知られている野菜です。
・1年を通して種まきができますが、初心者は秋まきがおすすめです。
・害虫の被害にあいやすいので、寒冷紗などで覆うと良いでしょう。
・日本の野菜の中で、栽培の歴史が古く、皮が薄く甘みがあるのが特徴です。
・土よせや間引きをうまく行い、ぷっくりとしたきれいな実を育てましょう。
種まきと収穫に適した時期
■種まき:3~5月頃、9~11月頃 ■収穫:5~6月頃、10~12月頃
準備するもの
★Total金額の目安:約700円
・プランター [標準]

・培養土

・種

「はくれい」「しらたま」「たかね」が初心者向きでおすすめです。プランターは深さ30cm~40cmのものが良いでしょう。土は元肥が入っているものを選びましょう。
育て方
*ステップ1 種まき
土に5mm程の溝を2本~3本つくる。条間は10cm~15cm程あけると良い。

2cm間隔で種が重ならないよう、1cm間隔で種をまく。

種全体が見えなくなるまでまき溝の周りの土を種の上にかぶせ軽く押さえて、種を流さないよう丁寧に水を与える。
*ステップ2 間引き
種まき後、4日~5日で発芽する。発芽がそろったら株間3cm前後になるように間引く。ハサミやピンセットを使った方が株を傷めない。その後、土よせをして倒れないようにする。

葉が2枚~3枚になった時、株間が5cm~8cmになるように間引く。形の悪い間引き菜もおいしく食べられる。

間引き収穫の繰り返しでカブが肥大化する。残すカブに気をつけながら注意して引き抜く。
*ステップ3 収穫
種まきから約35日後、根が成長して土から頭が少し出るようになれば収穫適期。根の直径が5cm程になっていれば良い。

株元を手で持ってゆっくり縦に引き抜くと上手く収穫できる。大きくなりすぎると根が裂けてしまうので注意。

引き抜いた後は、丁寧に土をおとして収穫。時期を逃すと、「す」が入るので早めの収穫を心がける。
同じ方法で栽培可能!色とりどりのカブをご紹介
*あやめ雪カブ
茎の部分が薄い紫、根の下半分は真っ白な品種。浅漬けなどにすると良い。しばらく漬けておくと、ほんのりピンク色に染まる。
*赤カブ
赤カブの中には葉や茎まで赤いものもある。各地で古くから作られてきたオリジナル品種が伝統野菜となっていることもある。
*黄金カブ
外皮、果肉共に黄色いターニップ(西洋かぶ)の一種で、本種は日本のコカブと同じような形をしている。
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