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第46回エコ×エネ・カフェ『「エネルギーの今とこれからを考える」~あなたはどんな未来をつくりますか?~』開催速報

  • 2024年10月23日
  • 緑のgoo編集部
エコ×エネ・カフェ速報記事

 2024年10月16日(水)に、第46回エコ×エネ・カフェ『「エネルギーの今とこれからを考える」~あなたはどんな未来をつくりますか?~』が開催されました。

 エコ×エネ・カフェは「エネルギーと環境の共生」をめざし、ゲストの話をきっかけに気軽で真面目な対話を楽しみながら学び合うJ-POWERの社会貢献活動プログラムです。2009年から始まり、今回で46回目を迎えました。対面での開催は4年半ぶりです。
エコ×エネ・カフェ速報記事

 今回のトークテーマは「エネルギーの今とこれからを考える」です。私たちの生活に欠かせないエネルギー。しかし近年、エネルギー価格の高騰が物価や家計を直撃し、気候変動による被害も年々大きくなっています。

 今年は、日本のエネルギー政策の要である「第7次エネルギー基本計画」の策定が予定されています。再生可能エネルギーなど新しい技術開発が進む中、私たちが目指すエネルギーのあり方とはどのようなものなのでしょうか?

 今回は一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 環境ユニット主任研究員 小島舞(こじま まい)さんをゲストにお迎えして進行しました。小島さんは、エネルギー政策の転換など、エネルギーの未来についての研究をされています。鉄を扱う企業に勤めた経験から石炭に興味を持ち2020年には山口県に移住し、炭鉱跡地や石炭採掘後の残存物の研究をされていたそうです。ご自身の貴重な経験談も交えながら、エネルギーを巡る実情とこれからについてお話しくださいました。

エコ×エネ・カフェ速報記事 小島 舞(こじま まい)氏
一般財団法人 日本エネルギー経済研究所
環境ユニット 主任研究員

参加者同士の対話の時間

 ゲストトークの後は、参加者がゲストの話から感じたこと、気づいたことについて自由に語り合いました。

エコ×エネ・カフェ速報記事  エコ×エネ・カフェ速報記事

「自分がエネルギーの現状をいかに知らないかがよくわかった」「電子化はエコだと思われているが、データを管理保存するのにも電力が必要なので何が本当にエコなのかわからなくなった」「トータルで考えたときにエコになるようにきちんと見極めて、クリーンなエネルギーを選んでいきたい」「自分にできることから少しずつエコなことをしていきたい」「意外な話がたくさんあってびっくりしたので、自分もできる範囲で情報発信していきたい」など、さまざまな意見が交換されました。

エコ×エネ・カフェを終えて

 大学で自然と人間との共生を学んでいるという金子千夏さんは「脱石炭やクリーンエネルギー推進は必要なことですが、石炭を採掘した後の残存物やクリーンエネルギーをつくる環境負荷についても考えなければいけないということが新しい学びでした。一つの物事に関して良い面ばかり見るのではなく、それによって生態系を破壊してしまうことなど見えにくいところにも目を向けていきたいです。今日学んだようなことが社会にもっと広がればいいなと思いました。自分の知識を身近な人に話したりSNSに投稿したりして、環境を専攻している自分ならではの視点でエコやエネについて伝えていきたいです」と感想を聞かせてくれました。

エコ×エネ・カフェ速報記事

 ゲストの小島さんからは「平日開催にもかかわらずこんなに多くの方が集まって、とても深く活発な対話をされている姿に感動しました。もしかしたら日本の未来は明るいのでは…?と希望を抱いています。エネルギーの現状は難しい課題が多く、簡単に答えを出せるものではありません。しかし答えがないからこそ、今日のように話し合うことが重要だと思いました。エネルギー問題というと壮大で難しく感じるかもしれませんが、エネルギーは私たちが毎日使っているものです。一人ひとりができることは必ずあるので、まずは身近なところから意識してみていただきたいです」というメッセージをいただきました。

 次回の記事では、第46回エコ×エネ・カフェ『「エネルギーの今とこれからを考える」~あなたはどんな未来をつくりますか?~』について更に詳しくご紹介します。参加者からの質問にゲストが答える全体セッションの様子もレポートしていきますのでご期待ください。

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