ゲストトークの後は、参加者がゲストの話から感じたこと、気づいたことについて自由に語り合いました。
「自分がエネルギーの現状をいかに知らないかがよくわかった」「電子化はエコだと思われているが、データを管理保存するのにも電力が必要なので何が本当にエコなのかわからなくなった」「トータルで考えたときにエコになるようにきちんと見極めて、クリーンなエネルギーを選んでいきたい」「自分にできることから少しずつエコなことをしていきたい」「意外な話がたくさんあってびっくりしたので、自分もできる範囲で情報発信していきたい」など、さまざまな意見が交換されました。
大学で自然と人間との共生を学んでいるという金子千夏さんは「脱石炭やクリーンエネルギー推進は必要なことですが、石炭を採掘した後の残存物やクリーンエネルギーをつくる環境負荷についても考えなければいけないということが新しい学びでした。一つの物事に関して良い面ばかり見るのではなく、それによって生態系を破壊してしまうことなど見えにくいところにも目を向けていきたいです。今日学んだようなことが社会にもっと広がればいいなと思いました。自分の知識を身近な人に話したりSNSに投稿したりして、環境を専攻している自分ならではの視点でエコやエネについて伝えていきたいです」と感想を聞かせてくれました。
ゲストの小島さんからは「平日開催にもかかわらずこんなに多くの方が集まって、とても深く活発な対話をされている姿に感動しました。もしかしたら日本の未来は明るいのでは…?と希望を抱いています。エネルギーの現状は難しい課題が多く、簡単に答えを出せるものではありません。しかし答えがないからこそ、今日のように話し合うことが重要だと思いました。エネルギー問題というと壮大で難しく感じるかもしれませんが、エネルギーは私たちが毎日使っているものです。一人ひとりができることは必ずあるので、まずは身近なところから意識してみていただきたいです」というメッセージをいただきました。
次回の記事では、第46回エコ×エネ・カフェ『「エネルギーの今とこれからを考える」~あなたはどんな未来をつくりますか?~』について更に詳しくご紹介します。参加者からの質問にゲストが答える全体セッションの様子もレポートしていきますのでご期待ください。