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Vol.11 地域を想うココロに触発され、祭りの実行委員としてボランティア
大村実千緒さん

  • 2008年12月1日

街に活気を!「音しゃい祭り」

 街に活気を取り戻そうと昨年誕生した音しゃい祭り。第一回音しゃい祭りでは、たまたまゴミ対応のスタッフがいなかったため、『ゴミを考える部』を立ち上げたそうだ。会場内唯一のゴミ箱として「エコステーション」を設け、ゴミを持ってきた方々にその場で分別を指導、リサイクル意識向上など啓発活動を行った。

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 第二回音しゃい祭りでは、昨年に引き続き「ゴミを考える部」エコステーションは昨年の活動に加え、9月21日施行『マイバック有料化、マイバック推進委員会』PR。オリジナル音しゃい祭りマイバック販売。伊勢市リサイクルプラザPRブースでは、牛乳パックで紙すき葉書作り・水切りのススメ(燃えるゴミはほとんど水分を燃やしていると言われるほど、水分に燃料を費やしている)・ボカシ作り(生ゴミや土の有機分解を促進)を行ったそうだ。

 「今回は地元の若者はもちろん、東京や長野、兵庫から伊勢好きが集まって気持ちのよい笑顔でお手伝いしてくれました」と大村さん。「他のブースは基本的に地元の若者です。今年は『リラクゼーション部会〜自然につながるバリアフリー〜』を立ち上げました」。

 ヨガ・タイ古式マッサージ・ヒーリング・アロマ・日本を感じる美しい神社たち・茶道・伊勢型紙・漆器などの伝統文芸。リラックスを切り口に様々なジャンルを同じ空間で共有。第二回音しゃい祭り実行委員会は、中心スタッフが約15名。大村さんの担当ブースは当日スタッフを含めて70名で構成されていたそうです。


自然のありがたさを実感!

 「私のLOHASは何だろう? 物質社会に怠けて忘れかけている五感を通し、大自然の働きかけに気づき有難さを実感できる喜びの暮らし。多方面からやってくるご縁。感性が才覚される瞬間。共感共栄」と大村さん。

 「幼い頃、父に連れられ兄と、今はなくなってしまった裏山に何度か初日の出を見に行きました。その山は子供でも登りやすくなだらかで、花が咲き、小鳥が合唱し、小動物のいる愛らしい山でした。その山の尾根は、約千年守られていた西国三十三ヶ所の巡礼街道にあたります。

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 宅地開発で古墳時代前期に造られた長尾山丘陵郡墳が発見されていましたが、高度経済成長とともに1980年代には山のほとんどのが整地されていきました。壊されてしまったところもありますが、かろうじて地元は植木職人の町だったので可愛らしい植木と古墳の公園のようなものが少しあります。

 このように、私の世代は80年代バブル全盛期に成長し、今は見られなくなってしまった自然も少しは残っていたギリギリの環境を覚えています。私に子供ができたら、自然の中に花が咲いたり、川が流れていたり、動物のいるような緑豊かなところで、のびのび遊ばせてあげたいと切望しています」。



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