豚ひき肉の存在感がずごい!ごはんもビールもすすむ甘辛味の「豚そぼろニラ炒め」

  • 2024年7月19日
  • レタスクラブニュース


テレビや雑誌を中心に活躍する料理家のきじまりゅうたさんが、料理の基礎やコツをご紹介!
調理がラクになるちょっとしたコツや、料理が飛躍的に上手くなるノウハウ、誰も教えてくれないマル秘テク、目からウロコの簡単レシピなど「料理はおもしろい」ことを伝えたいと語るきじまさんのyoutubeチャンネル「きじまごはん」から、編集部厳選の記事をお届けします。



今回は「豚そぼろニラ炒め」の作り方です。じめじめしたり急に暑くなったり…そんな時期は食欲も減退しがちですよね。でもそんなときこそ香り野菜と豚肉をたっぷり使った料理でスタミナをつけましょう。疲労回復を期待できる豚肉のビタミンB1と、ニラなどの香り野菜に含まれる硫化アリル類を一緒に食べることで、栄養の吸収率がアップするそうです。豚ひき肉と旬のニラをたっぷり使ったレシピ、ぜひ試してみてください!

豚ひき肉にひと工夫で食べ応え抜群のおかずが爆誕!



ゴロッとした豚ひき肉と、ニラと玉ねぎのシャキシャキ感がたまらない「豚そぼろニラ炒め」は、甘辛い味付けでご飯もビールもすすみます! 豚肉は包丁を使う必要のないそぼろ肉を使いますが、食べ応えを出すためにきじま流の工夫を加えました。この夏の定番料理にオススメです!



材料
豚ひき肉:150g
ニラ:1束
玉ねぎ:1/2個
塩:少々
こしょう:少々
ごま油:小さじ1+小さじ1
しょう油:大さじ1/2
オイスターソース:大さじ1/2
砂糖:大さじ1/2

作り方



玉ねぎ1/2個を切ります。



玉ねぎは根元を除き、1cm幅のくし形にします。



ニラ1束を切ります。



ニラがまな板からはみ出している場合は、半分にカットして重ねると、小さいまな板でも切りやすくなります。



5〜7cmくらいに切ります。



ひき肉の下準備をします。



今回はとにかく肉肉しいひき肉にしたいと思います。普通にひき肉を炒めるとパラパラにほぐれてしまうので、かたまり感のあるひき肉にしたあと炒めます。



今回のちょいコツポイントは、
“ひき肉を叩いてかたまりにしてから焼く”です!
ハンバーグのような1個の肉のかたまりにしてから焼きますよ。



豚ひき肉150gを食品トレイに入ったまま用意します。



塩、こしょう少々を振り、下味をつけます。



自分の拳にビニール袋をかぶせて手袋状態にし、肉を叩きます。ビニール袋をかぶせることで、手が汚れずに済みます。手袋を使ってもいいのですが、僕は出すのが面倒なので袋で代用します。



拳を押し付けて潰すイメージです。



潰れたら上下を返して更に潰します。



もちつきの要領で、潰れたら返す、潰れたら返すを何度か繰り返し、肉をひとかたまりにします。



持ち上がるくらいにくっついて、ひとかたまりの肉になります。この肉を焼くことで、ひき肉がゴロゴロの肉炒めに仕上がります。



肉を焼きます。



フライパンにごま油小さじ1を入れ、あたためます。



フライパンがあたたまったら、ひき肉をかたまりのまま入れます。ハンバーグを潰しながら焼くイメージです。今回はシリコンスプーンの背で潰します。



まずは片面を焼きます。



片面が焼けてきたら裏返します。



押しつぶして更に焼きます。



両面に軽く焼き色がついたら、ひき肉のかたまりをシリコンスプーンの背で押しながらほぐします。



肉は完全に火が通らず、まだ少し半生状態です。



玉ねぎを入れます。玉ねぎもバラけるようほぐしながら炒めます。



肉はゴロゴロで野菜はシャキシャキとした食感を残します。



ごはんにのせて丼ぶりにして食べるなら具は小さいほうがいいですが、今回は存在感のあるおかずを目指しています!



玉ねぎに油がなじんで少し焼き色がついたら、ニラを入れます。



ニラに油をなじませます。



調味料を入れます。



オイスターソース大さじ1/2
やっぱりニラ炒めのオイスターソースっておいしいですよね!



砂糖大さじ1/2



しょう油大さじ1/2



調味料はすべて大さじ1/2ずつなので覚えやすいですね! 先に合わせておいてもOKです。



仕上げにもう一度、こしょう少々を振り、香りづけにごま油小さじ1をたらします。



なじんで野菜がてりてりになったらできあがりです。



「豚そぼろニラ炒め」の完成です!

試食



肉肉しく仕上がりました!



肉がごろっとしたかたまりですが、噛むとひき肉だったことを思い出して、ほろほろほろっとほぐれてくれます。それに下味をつけているので味もしっかりついています。



玉ねぎの甘み、ニラのシャキシャキ感、火入れ抜群です! 肉が8割くらい火が通って、玉ねぎを入れて油がなじんで、ニラを入れ調味料を入れる、このタイミングさえ忘れなければ、誰でも簡単に「豚そぼろニラ炒め」が作れますよ!




今回、教えてもらった「豚そぼろニラ炒め」について、気になるポイントをきじまさんに伺いました。

__豚ひき肉を潰していたのが印象的でした。潰すことによって、ゴロッと感が出るんですね! 鶏ひき肉や牛ひき肉でも同じように作れますか?

きじまさん:同じように作れます!トレイの上で潰すでも、袋に入れて揉む、でも同じ効果です。

__暑くて食欲が落ちてくる時期に、ニラでスタミナがつきそうです。きじまさんがスタミナをつけたいときに食べているものはありますか?

きじまさん:ニラと豚肉の組み合わせはスタミナが付くイメージがあり、疲れていて元気を出したいときによく食べます。さらに卵黄のっけちゃったりしますね!

__ほかにもニラを使ったおすすめレシピがあれば教えてください。

きじまさん:フワフワ卵に特化した「ニラたま」は簡単に作れるのでオススメですよ。ぜひ作ってみてください!






きじまりゅうた
料理研究家。
祖母と母が料理研究家という家庭に育つ。
オリジナリティあふれるレシピと、わかりやすいトークを武器に、男性のリアルな視点から考えた「若い世代にもムリのない料理」の作り方を提案。現在は「NHKきじまりゅうたの小腹すいてませんか」「NHKきょうの料理」「NHKあさイチ」「CBCキユーピー3分クッキング」などのテレビ番組へのレギュラー出演をはじめ、WEB・雑誌 上でのレシピ紹介や、料理教室やイベント出演などを中心に活動している。著書『極狭キッチンで絶品!自炊ごはん』(新星出版社)。youtubeチャンネル『きじまごはん』を配信中。

取材・文=ジョッキー

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2016 KADOKAWA Corp All Rights Reserved