明るい気持ちで節約生活をエンジョイする達人に、その秘訣を教えてもらう「明るい節約メンタルの作り方」第2回目は、ものまね芸人のみはるさんが登場です!
『安い食材』で豪華に見える料理を作り、 夫が驚いたり笑ったりするとうれしい!
教えてくれたのは▷みはるさん(ものまね芸人)
1997年にものまね芸人としてデビュー。
『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦』『ものまね王座決定戦』などに出演。
レパートリーは、中島みゆきさん、天童よしみさんなど多数。
夫は、和田アキ子さんのものまねなどでブレークしたMr.シャチホコさん。
みはるさんが節約料理を始めたきっかけは、美容学校に通っていた18歳の頃に栄養失調で倒れた経験でした。
「茨城から東京に出てきて楽しくて、食費を削って遊んでいたことが原因でした。
それからは、ちゃんと野菜をとる食事をしたうえで節約しようと思いました」と振り返ります。
1997年に芸人としてスタートしてからは、コンスタントに仕事に恵まれ、ほかのバイトをしなくても生活できるようになりました。
みはるさんのメンタルバイオリズム
■1▷声優やものまねの仕事をスタートする
歌やしゃべりが好きで養成所に入り、1年後に芸人としてデビュー。
ものまねの仕事などがわりと入り、ほかのバイトをしなくても生活できた。
■2▷Mr.シャチホコさんのバイト時代に節約料理が得意に
Mr.シャチホコさんと暮らし始めたときに、彼のバイト代で食費を賄えるように、安い食材で豪華に見える節約料理を作り始めた。
■3▷Mr.シャチホコさんがバイトを辞めてものまねに集中
Mr.シャチホコさんが1年間ものまねに集中する期間をつくったら、数カ月でオーディションに合格して、芸人の仕事がくるようになった。
* * *
ものまね番組での共演をきっかけに、2016年に、同じものまね芸人のMr.シャチホコさんと交際を開始。
みはるさんの部屋で同居を始めた彼を気遣い、彼のバイト代で食費を賄えるように節約料理に力を入れるようになりました。
「当時は私のほうが収入があったので、『女のお金で生活している』と思われたくないだろうなと考えて、豪華に見える節約料理には、『あなたの稼ぎでこれだけのものが食べられていますよ』というメッセージを込めていました」
2018年、Mr.シャチホコさんは、「絶対に売れるから」と、バイトを辞めてネタづくりに集中すると、すぐにブレーク。
バイトをしなくても収入が得られるようになりました。
「節約はせっかくなら楽しんでやりたいですね。
その意味でも、『ものまね料理』は楽しくて驚きがあっていいですよ」
みはるさんの「節約はこれが楽しい!」
■節約&ダイエット料理で夫が健康になっていくこと
コロナで外出自粛期間中の1カ月目は、好きなものを食べて太ったので、2カ月目は、とり肉、豆腐、納豆、トマト、キャベツの5つの組み合わせでダイエット料理を作ったら、夫が10㎏やせました。
■夫が、擬態した食材に気づかなかったら勝ち!と思う
安い材料で見た目が豪華というだけではなく、食べておいしいといわれるといちばんテンションが上がります。
「これ何だと思う?」と聞いて、種明かししたときの「エーッ!」という反応が楽しい。
みはるさんの節約食材で作る〝ものまね料理〟を紹介
大根えびフライ(1人前・約28円)
かつらむきにした大根をぐるぐる巻いて、衣をつけて油で揚げる。
大根を巻くことで、えび特有のプリッとした食感が再現できる。
素揚げにした大根の葉を挿し使ったタルタルソースを添えて。
玉ねぎカルボナーラ(1人前・約75円)
パスタを使わず、玉ねぎを細く切って麺に見立てた料理。
ベーコンも玉ねぎを紅しょうがの汁に漬けて作る。
見た目と味つけで脳にカルボナーラだと思い込ませることが大事。
全部玉ねぎだから、カロリーは大幅減。
きゅうりかきフライ(1人前・約73円)
すりおろしたきゅうりにオイスターソースなどを混ぜたものを、きゅうりを帯状にスライスしたもので巻いて、フライの手順で揚げる。
きゅうりのタルタルソースを添えた一品。
■『ものまね節約クッキング』でチェック!
テレビ番組『有吉ゼミ』(日本テレビ系)で披露したみはるさんのものまね料理がムック本に。
材料も作り方も詳しく掲載。
『有吉ゼミpresentsみはるのものまね節約クッキング』(宝島社)
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みはるさんの節約料理、とってもおいしそう♪
Mr.シャチホコさんが10kgやせたエピソードにもびっくりです!
バランスの良い食事って大切なんですね。
「明るい節約メンタルの作り方」3回目は節約上手なブロガー・インスタグラマーのみなさんが登場します。
ちょっとした工夫でピンチを乗り越える方法、教えてもらいました!
お楽しみに!!
<レタスクラブ’20年9月号より>
イラスト/横峰沙弥香 取材・文/生島典子