これから夏の旬にかけてツヤツヤの「なす」が店頭に並び始めます!でも、一気に5本ほど入った1袋まるごと使いきるのは難しかったりしますよね。残った2本ほどを次に使おうと思って野菜室に入れておくと、気づいたら水分が飛んでしなしなになっていたということはありませんか?
せっかく旬のなすを最後までおいしく食べるためには「○○」してしまうといいんだとか。そこで、今回は本当に「○○」したなすはおいしく食べられるのか検証してみます!
中途半端に残ってしまったなすは、迷わず「まるごと冷凍」してしまいましょう。えっ、なすって冷凍できるの?しかもまるごと!?と思った人も多いはず。
でも噂によるとなすは余ったらまるごと冷凍してしまうのが正解で、さらに料理するときにはそのままレンチンしてしまえばすぐに使えるんだとか。そんな嬉しい話、試さないわけにはいきません。早速やってみました。
夕飯に麻婆なすを作ったら、なすが2本残ってしまいました。いつもなら、この2本が野菜室でしなしなになる前に急いで使わなくてはと思い、とりあえず他のなすレシピを作ってしまうのですが、今回は噂通りに冷凍用保存袋にまるごと入れてしまいました。
ヘタを取ったり、乱切りして塩に浸けたりする必要も全くありません。表面の水分を拭き取ったらとにかくそのまま袋に入れてあとは冷凍庫へGO。さぁ、なすの運命はいかに!?
まるごと冷凍されたなすはこんな感じ。
なすを1日冷凍するとこんな感じになりました。なすがまるごと冷凍された姿って初めて見たかも…。触ってみるとかなりカチコチで、これを今から料理に使うために自然解凍したら相当時間がかかりそうです。
解凍だけでなく一気に食べられる状態にまでなっているとは、なんとありがたい♪
レンチンした蒸しなすは一見そのまま触れられそうですが、実はかなり熱々。なので、レンチンしたあとは水を入れたボウルにちゃぽんと入れて冷まします。
しんなりして柔らかくなったなすは、水につけながら手で食べやすい大きさにさいていきます。
レンチンで加熱されているので、力を入れなくても手で簡単にすーっとさくことができましたよ。このさけっぶりがなかなか気持ちよく、ちょっとクセになりそうです。
しかもさらに嬉しいのが、水に入れることで冷ましながらあく抜きにもなるので一気に調理時間が短縮されます。これ、ほんとスゴイ!!!
レンチンしてさいたなすはこんな感じ。
ほら、なすの中はすでにこの通り、しっかり火が通っています。ここまで火が通っているとあとは調味料を和えるだけで簡単になすを使った1品ができますよ。
せっかくここまでできたので、今回はかなりシンプルな1品を作ってみました。
ボウルにめんつゆ(3倍濃縮)、水を各大さじ2ずつ、チューブタイプのおろししょうが2㎝分を入れて混ぜ、そこに先ほどの蒸しなすを5分ほど浸けます。
最後にかつおぶしをかければ「なすのおひたし」の完成。
調味料に蒸しなすを浸けただけの「なすのおひたし」を早速食べてみました。
調味料と一緒に煮込んだわけでもないのに、短時間浸けただけでなすにしっかり味がしみ込んでいて、さっぱりしておいしい!
ここまで味がしみ込んでいるのも、レンチンしてなすにしっかり火が通っていたおかげですね。夏の暑い日には冷やして食べてもおいしいですよ。
あと、おすすめなのがそうめんの具にすること。シンプルなそうめんが一気にボリューム満点で豪華なそうめんに変身です。
ちなみになすは冷凍すると野菜のクセが出やすいので、味付けするときはいつもより少ししっかり目の味付けにしましょう。
今までなすが冷凍保存できるとは思っていなかったので、一度にたくさんのなすを購入することに若干抵抗があったのですが、これなら旬でお買い得ななすを気兼ねなくたくさん買えますね。
切らずにまるごと冷凍なので、約1か月保存が可能です。
ぜひ買ってきて新鮮なうちに冷凍してくださいね。この夏はきっと「まるごと冷凍なす」が大活躍してくれること間違いなしですよ!
取材・文/JUNKO ※暮らしニスタの過去の人気記事を再編集して配信しています。