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今季のほたるいか観光中止 滑川の遊覧船船体損傷、豊漁で満席「残念」

  • 2024年5月4日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

滑川沖から帰港した「キラリン」から降りる乗客=3日午後1時ごろ、滑川漁港【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 滑川市の観光遊覧船のスクリューにロープが絡み動けなくなった事故を受け、ウェーブ滑川は3日、船体の一部に損傷が見つかり補修が必要になったため、この船で実施している「ほたるいか海上観光」の中止を決めたと発表した。海上観光はホタルイカの幻想的な光を見ようと国内外から人が訪れる春の人気イベントで、ゴールデンウイーク最終日の6日まで予定していたが、今季はこれで終了となった。11月下旬までの富山湾岸クルージングも当面運休する。

 同社によると、漁師が潜水してスクリューに絡んだロープを切断する際、船底の損傷を見つけた。船体を詳しく点検して補修する。

 海上観光は3月30日に営業を開始。未明に滑川沖で1日1便運航し、定置網周辺でホタルイカ漁を見学できる。今季は豊漁なこともあって予約が満席になるケースが続き、予約率は平均98%となっていた。今季の残り3日間はいずれも100%で、同社は予約していた計120人に個別に運航中止を連絡した。

 富山湾岸クルージングは4月13日に始まり、5月6日までは祝休日を中心に1日3便を予定していた。利用は好調で、11日から1日5便に増やす計画だった。

 同社の小林昌樹業務本部長は今回の事故について「日頃の訓練の成果で乗客がパニックになるのを防ぐことができた」と言い、書き入れ時の運休に「残念だが、安全面に不安がある以上は仕方がない」と語った。

 水野達夫滑川市長は「突然のことで残念。予約していた方には申し訳ないという思いしかない」と話した。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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