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エコな建築、エコな町づくり

  • 2009年3月19日
  • 緑のgoo編集部

Turning Torso

Turning Torso
街中でもひときわ目立つTurning Torso
 Vastra Hamnenエリアで一番目立つ建物といったらTurning Torsoでしょう。ここだけでなく、遠くはデンマークとスウェーデンを結ぶ橋からも、そして20km離れたルンドからも(高い建物からなら)その姿を確認することができます。

 まるで身体をねじったかのような高さ190mのこの建物は、スペイン人の建築家Santiago Calatravaによって設計されました。2001年に着工が開始され、2005年の夏には入居が始まりましたが、その際に管理会社であるHSBが入居者対象に設けた環境教育説明会が話題になりました。この説明会では、Turning Torsoがいかに環境を考慮して作られているかの説明だけにとどまらず、このアパートでどのように持続性のある生活を送ることができるかという内容からも入居者から評価されました。低階層部分にはオフィス、高階層部分は住居、最上階は会議などが出来るコミュニティスペースになっているようです。この建物には2500枚もの窓が設置されているそうですが、自然光を十分に活用できるような設計がなされているんでしょう。


Turning Torso
Turning Torso、実はものすごくエコにやさしい建物
 Turning Torso内の全ての住居スペースには、水道、暖房、電気量が管理できるメーターが設置されており、 入居者は建物内のイントラネットを通じて自分がどのくらいのエネルギーを使用しているかを確認することができ、それによって節約計画を立てながらの生活が実践できます。住居内には省エネタイプの家電がすでに備え付けられています。(スウェーデンの一般的なアパートでは家電は備え付けがほとんどで自分で買う必要はない)、また、アパート内部に使われている木材や照明なども吟味されており、共同部分の照明などは従来の蛍光灯に変わってダイオードが使われています。ダイオードは蛍光灯に比べ電力使用が少ないだけではなく、耐久性にも優れており、またTurning Torsoの曲線豊かなデザインにも非常に使いやすく、デザインと効率性両方含んだ照明ともいえるでしょう。


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