日本が誇る四季折々の魅力に迫る季節の絶景特集。まだ知られざる四季折々の表情を見せてくれる日本の風景に改めて魅了されたという人も多いはず。
今回は、関東エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。
小貝川ふれあい公園は、一級河川の小貝川の水辺を活かし、花畑と自然体験をテーマにした多目的な総合公園。園内はフラワーゾーン、バーベキュー場、こども広場、スポーツゾーン、自然観察ゾーンなどに分かれています。中でも人気なのが、日本百名山の筑波山と、ポピー畑の絶景です。
5月中旬から下旬にかけては200万本ものシャーレーポピーが花を咲かせ、まるで絵本に出てくるような風景に出会えます。
見ごろの時期:5月中旬〜下旬
小貝川ふれあい公園(こかいがわふれあいこうえん)
所在地 茨城県下妻市堀篭1650-1
https://www.city.shimotsuma.lg.jp/kurashi-tetsuzuki/park/page000198.html
2014年に日本で唯一、アメリカCNNが選出する「世界の夢の旅行先10か所」に選ばれた、花の名所としても知られる「あしかがフラワーパーク」。春に見ごろを迎えるのが藤の花です。
毎年恒例となっている「ふじのはな物語〜大藤まつり2025〜」では、広さ10万平方メートルの園内に咲き誇る350本以上の藤が楽しめます。
600畳敷(1,000平方メートル)の大藤棚、世界でも珍しい八重の大藤棚、樹齢160年に及ぶ大藤(ムラサキフジ)、長さ80メートルの白藤のトンネルなど、見どころがたくさんあり、特に八重の大藤棚、白藤のトンネルは花の真下を通り抜けることができるため大人気。
イベント期間中は園内全体がライトアップされて、幻想的な光景が広がる。
開催期間:2025年4月12日(土)〜5月18日(日)
ライトアップ期間:2025年4月19日(土)〜5月18日(日)
あしかがフラワーパーク「ふじのはな物語〜大藤まつり2025〜」(あしかがフラワーパーク ふじのはなものがたり おおふじまつり2025)
所在地 栃木県足利市迫間町607
https://www.ashikaga.co.jp/fujinohana_special2025/jp/
前橋市にある「赤城南面千本桜」は群馬県の代表的な桜の名所。「さくら名所100選の地」の一つに選ばれていて、例年4月上旬ごろには約1.3キロメートルの市道が1,000本以上のソメイヨシノでピンク色に彩られます。
この市道周辺には菜の花畑もあり、菜の花と桜の競演も大きな見どころです。
毎年4月上旬から中旬にかけて「赤城南面千本桜まつり」が開催されます。日没後に色とりどりの光でライトアップされる桜の姿が幻想的です。さらに期間中は「前橋ふれあい物産市」や「お花見ステージ」、フリーマーケットなどが行われ、多くの人で賑わいます。
見ごろの時期
桜:4月上旬〜中旬
菜の花:3月下旬〜4月上旬
赤城南面千本桜まつり
開催期間:2025年4月5日(土)から4月20日(日)
ライトアップ:千本桜まつり期間中 日没〜21:30
https://www.city.maebashi.gunma.jp/soshiki/shimin/miyagi/gyomu/4/18859.html
赤城南面千本桜(あかぎなんめんせんぼんざくら)
所在地 群馬県前橋市苗ヶ島町2511-2
https://www.maebashi-cvb.com/event/2003
埼玉県比企郡滑川町と熊谷市楊井にまたがる304ヘクタールもの丘陵地に整備された全国初の国立公園、国営武蔵丘陵森林公園には、約10万本のネモフィラが植栽されています。
春になると一面に青いネモフィラが広がり、幻想的な絶景を見ることができます。4月上旬が見ごろで、同時期はアイスランドポピーも楽しめます。
国営武蔵丘陵森林公園のネモフィラ(こくえいむさしきゅうりょうしんりんこうえんのネモフィラ)
所在地 埼玉県比企郡滑川町山田1920
https://www.shinrinkoen.jp/
房総半島のほぼ真ん中に位置し、東京から一番近い棚田として知られる大山千枚田。
3万2千平方メートルの斜面に375枚の田んぼが階段状に並び、貴重な里山の農村風景として「日本の棚田百選」に選ばれています。
春になると田植え前に棚田に水が張られ、鏡のように空を反映。早朝には朝日で空がピンク色に染まり、幻想的な光景が広がります。
大山千枚田(おおやませんまいだ)
所在地 千葉県鴨川市平塚540
https://senmaida.com/
ビル街に広がる日比谷公園は、都会のオアシスとして親しまれている都民にとっての憩いの場。自然豊富な園内では春には桜やつつじなどが楽しめますが、都内では数少ないネモフィラの名所でもあることをご存知ですか。
例年4月ごろになると第二花壇の西側に可憐なネモフィラの花が咲き乱れ、淡いブルーのじゅうたんを敷き詰めたような光景が見られます。ビル街を背景にした花畑の景色もここならでは。
2025年は日比谷の街の春の訪れを祝うイベント「HIBIYA BLOSSOM 2025」と連携。「HIBIYA BLOSSOM 2025 in Hibiya Park」として芝庭広場脇にネモフィラ花壇を設置。ひと味違う形でネモフィラを鑑賞できます。
見ごろの時期:3月下旬〜4月中旬
日比谷公園のネモフィラ(ひびやこうえんのネモフィラ)
所在地 東京都千代田区日比谷公園1-6
https://www.tokyo-park.or.jp/park/hibiya/
箱根・芦ノ湖畔に位置し、富士山や箱根の山々を望む絶好のロケーションにある「山のホテル」。
広大な敷地には約4万5,000坪の庭園があり、三菱財閥4代目総帥・岩崎小彌太男爵の別邸時から受け継がれてきた84種類、約3,000株のつつじが、5月上旬ごろから花を咲かせます。
つつじは樹齢100年以上の株や樹高3メートル以上のもの、貴重な古品種なども多く、丸く刈り込まれた株が赤やピンク、白の花を咲かせると、なんとも華やかな光景に。
つつじとほぼ同じ時期にはシャクナゲも見ごろを迎え、庭園を埋め尽くすように咲き誇る花々が、富士山や芦ノ湖の眺望と美しく調和します。
日帰りはもちろん、ホテルに宿泊してゆっくり過ごすこともオススメです。
見ごろの時期:5月中旬〜下旬
山のホテルのつつじ(やまのホテルのつつじ)
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80
https://www.hakone-hoteldeyama.jp/garden/
文=CREA編集部