北アルプスのふもとに広がる長野県の安曇野市には、気軽にガラスアート制作体験ができる工房がいくつもあります。吹きガラスで作る一輪挿しやグラスをはじめ、ガラスペンやガラスハンコなど、旅の思い出に、世界でひとつのオリジナル作品を作ってみませんか?
「The Art Studio 8」(ザ・アートスタジオ・エイト)は、カフェやギャラリーが集まる県道・山麓線沿いに、2021年にオープンしたガラス工芸の小さなギャラリーです。
店内には、オーナーであるガラス作家・原田哲治さんの作品をはじめ、地元のガラス作家さんたちの透明でカラフルな作品の数々が展示販売されています。
ギャラリーには工房を併設しており、吹きガラス体験やとんぼ玉作りのほか、珍しいガラスペンのワークショップを随時開催。初めてのガラスアート体験でも、マンツーマンで丁寧に教えてくれるので安心です。
人気のガラスペン製作では、ペンの上に付ける飾りのカスタマイズも可能。動物モチーフなど、好きな形の飾りをつけて、自分だけのオリジナルを作ることができますよ。
「ガラス体験 遊び心」は、別荘が点在する静かな森の中にたたずむ一軒家の工房。製作を行うリビングに案内されると、まるで親戚の家を訪ねているかのようなリラックスした気分になります。
こちらの工房では、ガラスのハンコ作り体験が人気を集めています。所要時間は約40分。ハンコの柄となる絵や字を描いた紙を転写して、オリジナルハンコを作ることができます。
ガラス体験 遊び心では、ハンコやガラス皿のオーダーメイド制作も行なっていて、写真を送ると、ガラス皿やハンコにそっくりに描いてくれます。大切な人へのプレゼントにしても喜ばれそうですね。
「あづみ野ガラス工房」は、多摩美術大学クラフトデザイン研究会と旧豊科町(現・安曇野市)が協力し、1985(昭和60)年に設立されました。
大学を卒業した若いガラス工芸家たちが制作活動をしながら運営しており、芸術的なオブジェから実用的なアクセサリーまで、若手工芸家によるさまざまな作品を展示販売しています。
吹きガラス体験は事前の予約が不要なので、ふらっと立ち寄って気軽に体験することができるのがうれしいポイント。スタッフの丁寧なサポートを受けながら、片口や花器、そばちょこなどを20分ほどで作ることができますよ。
ショップで受け付けを済ませたら、クリーマーやグラスなど6種類の形から、作りたいものを選んで。模様となる色は12種類の中から2種類まで選べます。
作った作品は2日間かけて冷ますので、後日工房で受け取るか、郵送してもらうこともできますよ。
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旅先でのものづくり体験は、忘れられない思い出になりそう。手作りした作品を家で眺めながら、旅の思い出に浸るのも楽しいひとときですよね。安曇野に出かける際には、ガラス工芸体験をプランに加えてみてはいかがですか?