アートの町として知られる長野県軽井沢。「軽井沢安東美術館」は画家・藤田嗣治(ふじたつぐはる)の作品のみを集めた美術館として人気を集めています。そのミュージアムカフェとして設けられたのが、「HARIO CAFE 軽井沢安東美術館店」。コーヒー器具で知られる「HARIO」が運営するカフェでは、サイフォンなどで淹れたおいしいコーヒーをいただきながら、「HARIO」製品を手に取れます。耐熱ガラスの小物やアクセサリーもおみやげにぴったりですよ。
「HARIO CAFE 軽井沢安東美術館店」は「軽井沢安東美術館」の入口に併設されたカフェ。全面ガラス張りの店内は明るく、中庭にも面しています。
「HARIO CAFE」は、コーヒー器具で知られる耐熱ガラスメーカー「HARIO」の直営カフェ。創業103年を迎えた「HARIO」の商品は、多くの人々に愛されてきました。店内にも多くの商品がディスプレイされています。こちらは「コンセプトカフェ」として、「HARIO」の製品を実際に見て、さわって、購入してもらえるようにとの思いで運営しています。
コーヒー器具といえば「HARIO」といわれますが、1948(昭和23)年にコーヒーサイフォンの製造をスタートしたメーカー。
カフェ内では、コーヒーを注文するとスタッフがサイフォンやドリップで淹れる様子も見ることができます。「パフォーマンスとして見ていただければ」と店長の田中さん。
使っているコーヒー豆はセレクトしたスペシャルティコーヒー。千葉の「Philocoffea」や東京の「ウッドベリーコーヒー」、神奈川の「Roast Design Coffee」など、有名なコーヒーロースターと一緒にブレンドし、「HARIO CAFE」でしか味わえないオリジナルブレンドです。コーヒーは本日のおすすめの4種類ほどから好みで選ぶことができますよ。
カフェで味わえるコーヒーはドリップコーヒーとサイフォンコーヒー。とくにサイフォンコーヒーは「HARIO」のサイフォンで提供されるので、それだけで心がワクワクします。サイフォンで淹れると、コーヒーオイルが出て質感もしっかりし、とろみがある食感になるのだそう。ドリップのアイスコーヒーは、食事の邪魔をしない王道のアイスコーヒー。氷を先に入れることで急冷され、甘みも引き立っています。
コーヒーをおいしく飲んでもらうために選んだメニューは、シンプルなケーキとバゲットサンドのみ。人気のチーズケーキは名古屋のベイクショップ「Pine Fields Market」が作った一品で、チーズの味もしっかりした、食べ応えのある味わいです。
アイスコーヒーを入れるグラスや、ミルクピッチャーとして使われるビーカーももちろん「HARIO」製。三角フラスコやビーカーは一輪挿しにもぴったりで、購入する人も多いのだとか。
コーヒー器具もディスプレイされています。「HARIO」の代表作V60シリーズは、ドリッパー&サーバーのロングセラー商品。コーヒーをおいしく淹れる世界大会で優勝した方も使っていて、人気の高いシリーズです。スタッフに相談して、お気に入りを探してみては。
耐熱ガラスで作ったアクセサリーもおすすめです。職人の技術を継承するために考えられた商品で、ひとつひとつ手作りだそう。耐熱ガラスは透明度が高く、その美しさにうっとりしてしまいます。アクセサリーは、軽くて体の負担にもなりません。万一、割れてしまった場合も、修理をしてくれるので安心して使用できますよ。
「軽井沢安東美術館店」限定は美術館に展示する画家・藤田嗣治にちなんだデザインのもの。ブローチの「フジタのメガネ」は藤田嗣治の丸メガネをイメージ。もうひとつは絵画「平和の聖母礼拝堂」の花模様をイメージしたネックレス。おしゃれなアイテムとしておすすめですよ。
「軽井沢安東美術館」でアート鑑賞をしたあとは、ぜひカフェに立ち寄ってゆっくり過ごしては。カフェの利用だけでもできるので、軽井沢散策のひと休みにもおすすめですよ。