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キャンプの恵み

Vol.147 熱中症と保険

  • 2018年7月17日
  • (社)日本キャンプ協会

 毎年梅雨に入る6月頃から涼しくなる10月頃までの間、野外での活動をする私たちも特に気をつけているのが熱中症です。熱中症予防の啓発活動も、最近では活発に行われ、以前よりも集団で熱中症を発症したというニュースは減った気がします。それでも毎年熱中症による死亡事例や救急搬送の事例を見聞きします。
 アウトドア系のイベントを行われる際には、主催者で必ず何らかの保険に加入して、参加者、指導者の万が一の事態のサポート体制を確保していると思います。そして野外での活動に出かけられるときに、個人で保険に入られる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。その時によく利用されるのが、国内旅行傷害保険やレクリエーション傷害保険などの「傷害保険」です。この保険はすごく大まかに言うと、「保険の対象の期間中のケガについて補償する保険ですよ」というものです。もちろん、各保険によって、ケガ以外についての補償が、ある場合、ない場合ありますので、ご利用の際はきちんと説明を確認しましょう。

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 さて、この傷害保険では、熱中症は対象内なのでしょうか?それとも対象外なのでしょうか?答えは各保険の内容をきちんとご確認ください、となってしまうのですが、一般的に傷害保険では熱中症は対象外となっています。それは、熱中症が「ケガ」ではないからなのです。とは言っても猛暑の夏の野外での活動では、やはり熱中症のリスクは気になるところです。そんな時に味方になるのが、熱中症特約が付いている保険です。ベーシックな傷害保険よりは割高にはなりますが、この季節の活動での備えとしてはぜひ役立てていただきたいものです。

 キャンプなどの野外での活動の安全において最後のセーフティネットである保険。入っても最終的に使わないことが一番ですが、万が一の時のために、傷害保険に限らず、どんな時に使える、使えないを加入時にきちんと確認して、保険を賢くご活用ください。

 日本キャンプ協会では、より安全で楽しいキャンプの普及を願い、毎年7月第3日曜日(今年は7月15日)をキャンプ安全の日と定めています。これに合わせ、8月末まで全国の都道府県キャンプ協会と連携し、「キャンプ安全の日」全国一斉キャンペーンを行っています。日本キャンプ協会でも、キャンプの安全に関する情報がまとまった冊子などを、WEBサイトで無償提供しております。ぜひ、ご活用ください。

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日本キャンプ協会WEBサイト(ダウンロードセンター): http://www.camping.or.jp/download/#down2

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